昨年末の27日夜10時過ぎのことである。東側勝手口窓の向こう2mくらいのところの防風林あたりでバタバタ・ドサドサと羽ばたき音や衝突音みたいな大きな音がした。すぐ止んだのでそのあたりに来ていた夜行性の鳥がシカとかタヌキとかネコに驚いて逃げたのかとそのとき思ったのだが、翌朝妻がなんかの鳥が死んで転がっていると言うので見に行った。
見た最初は色とか模様から以前庭に来ているのを見たトラツグミかと思ったのだが、よくよく見るとくちばしが長い。ネットで調べてみたところどうもヤマシギらしい。西日本ではヤマシギは冬鳥で主に生息地は森林の中に生息し夜行性なのでなかなか人目につきにくいそうである。食性は動物食で土にくちばしを差しこんで地中のミミズなどの小動物を捕食するということである。今回見つけたヤマシギもミミズなどを探して地面をほじくっていたようで死骸の見つかった傍に地面をほじくっていた痕があった。
ヤマシギの飛び方だが、地面からすぐさま早いスピ-ドで飛翔して遠くまで飛んで行くということである。初めトラツグミかと思っていたのでその死因は何かと調べていたところではひとが遭遇した例では窓ガラスにぶつかるなどの激突死が多いようだった。ヤマシギと分かってからはその死因も調べてみたのだが、ヤマシギもひとが遭遇している例では窓ガラスにぶつかったというような激突死が多いようである。
わが家で見つかったヤマシギも外観には何の傷も見受けられなかったから多分激突死かという気がする。何かに驚いてすぐ猛スピードで飛翔しようと飛び立ったときの音がバタバタという音でその直後のドタドタという音がそばの木の幹に猛スピードで激突したときの音ということかも知れない。窓に激突するなら離れた部屋の照明で薄明かりだった東側窓ということになるがヤマシギがぶつかった痕跡は見当たらなかった。
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屋久島生活の断片・日誌編:
No.261 尻を振る鳥のこと [2009(H21).02.23]
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