わが家の敷地の東寄りには当地ではいわゆる防風林と呼ぶ木が植わっている。20年くらい前の移住以来初めてのすごい台風の洗礼を受けコロニアルの瓦が飛ばされたので、植えたのだがいまは屋根の高さを超えるくらいになっている。敷地の北東寄りコーナーのその防風林の木一本が枯れてしまった。
|
|
枯れたトベラの木の切り倒し前後 |
わが家の防風林は初めてのすごい台風後ハマヒサカキを業者に頼んで敷地東側の縁に植えてもらった。私はそれでも不安だったのであとで北東寄りコーナー部には林の中の実生の苗のような木などを抜いてきて植えた。シャリンバイやトベラその他である。また東側の縁の石垣の根本が隣接敷地造成で少し埋められたので石垣傾斜分だけ石垣の下もわが家の敷地ということになるからと、そこにも抜いてきた実生の苗木を植えた。防風林が生長するまでには瓦を二回飛ばされたが、いまは生長して石垣の上のヒサカキと二重の防風林となってその効果を発揮している。
昨年台風18号が接近してきた10月4日、強風で家から2本目の電柱付近で高圧電線が断線した。その台風の過ぎ去った後家の周りを点検していた際に敷地の北東寄りコーナーの木・トベラの枝が折れているのを見つけた。しばらくはそのままにしておいたのだがそのうち葉がしおれて来たので折れた枝を切断した。
その翌月末ころ少し強い風が吹いた翌日わが家の先の農道へ出たら曲がり角すぐのところの道脇の木が折れて電線に引っかかっているのに気がついた。車の通行にじゃまになりそうに垂れ下がった枝は私が鋸で切ったのだが、大風が吹いたら電線から外れて落ちて道を塞ぐかもしれない。そう思ってこの辺りの土地を管理しているのはわが家も土地を購入した不動産会社だろうとそこに電話をして対処出来ないかと通報したが対応してくれなかった。そのあと何日かして大風が吹いてその木が倒れ農道を塞いでしまった。私が鋸でその木の枝を切り幹を路側まで移動して車が通れるようにした。
そのような昨年の台風の影響が一年も経ったいまごろになってわが家にまた出て来たようである。昨年葉がしおれた枝を取り除いたトベラの木が全体的に枯れてしまった。夏ころから葉がしおれつつあるのは見て分かっていたが、徐々に進行して最後は葉が茶色になって枯れてしまった。トベラは他所でも同じようなことがあったから弱い木のようである。生木に近い木を切るのは大変そうだからしばらくそのままにしていたのだが、10月も終わるころに始末する気になって枝を切り離し幹は分割して切り倒した。地上50cmくらいの高さで幹の周長45cmだった。20年近くで実生からこのくらい成長していたわけである。
(関連記事)
屋久島方丈記・日誌編:
No.247 台風18号_高圧電線断線 (2014.10.06)
.