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ニュースで見たのだが、国際研究チームが8月27日英医学誌ランセットに発表したところによると、世界188か国のデータを分析した結果2013年の日本の健康寿命は男性71.11歳、女性75.56歳で、男女ともに世界でトップだったということである。
よくいう平均寿命とは、0歳のひとがこれから生きられるだろう歳ということだが、健康寿命はそのひとが自立して生活できなくなるだろう歳のことだそうである。平均寿命は男性80.50歳、女性86.83歳だから、いま0歳のひとは将来男性で9年、女性で11年くらい介護や病気で寝たきりになると想定されるということらしい。
以上でいう寿命というのはいま生まれたひとがこれから何年生きられるかということを示しているわけだが、年とった者についてはこれから何年生きられるかの方が感心事である。年をとったらそれまでに亡くなったひとを除いた長生きしたひとについてのはなしになるから亡くなる歳は上がってくると思われるわけである。そしてそれを知るにはいまの年齢ならあと何年生きられるという平均余命というのがある。自立しているかどうかに関係なく亡くなるまであと何年あるかというのが平均余命である。あと何年自立して生きられるかということについては健康余命というのがある。
健康寿命を超えている私には、もう平均寿命とか健康寿命とか言われてもしっくり来ない。平均余命と健康余命がどうなのかの方が気になるわけである。そこでそのデータをネットで検索してみた。調べ方が悪いのか、私の年齢に合う健康余命のデータを見つけることが出来なかったが、ある記事に5歳ごと年齢別でなおかつ比較するに年次が近い平均余命と健康余命のデータが出ているのを見つけた。
それによると私の年齢を挟む70歳と75歳の平均余命は、平成22年(2010)データでそれぞれ15.08年と11.58年である。健康余命は平成20年(2008)データでそれぞれ14.3年と10.9年である。これによるとあくまで平均的なはなしだが、私の寝たきり期間はさほど長期ではないと想定される。そして85歳くらいまではそれなりに生きられるかもしれないと想定されるわけである。屋久島に移住して20年余、その半分くらいが残された時間である。命運尽きるまではあっという間かも知れない。
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屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編:
No.279 平均寿命のこと [2008(H20).08.11]
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