My logbook : 屋久島方丈記 
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  たわごと編: No.157  
  2013.04.08 頭が固いPCユーザーの繰り言  
 
  新しいものに付いていけない人間の繰り言である。私はタブレットといわゆるPCを所有している。そして携行先で使用出来るのはタブレットだけだが、タブレットでは私がしたいことが中途半端にしか出来ない。そこで可搬型PC、ソニーDuo11というウルトラブックを購入した。そして使い始めようとしたときスムーズにいかないでイライラした気持ちのはけ口に文句を垂れているのである。

OSがWindows8でタブレットとノートPCの両方のかたちで使用出来る。かたちがタブレットあるいはノートPCどちらであっても、タブレットとデスクトップのどちらのユーザーインターフェース(UI)も切り替えて使える。それはよいのだが、私が主に使うのはいわゆるPCのソフトである。そしてファイルやフォルダーに自分でよくアクセスする。それにはUIがデスクトップの方がよい。Windows8はPCのOSなのだから、メインのUI、スタート画面は従来のデスクトップにしてもらいたいものである。私はサインインしたらデスクトップが立ち上がるのがPCと刷り込まれている。またデスクトップに最初からスタートボタンやタブレット(MetroUI)への切り替えショートカットがないのも不満である。

私は従来のようにデスクトップにはスタートボタンが出るようにするフリーソフトを入れたが、これだとサインインしたらデスクトップにもなる。いわゆるPCユーザーがこういう外部ソフトに頼らざるを得ないとは、OSとして基本機能が欠如しているようで問題という気がしている。またDuo11だけなのかもしれないがディスプレイ下に壊れて新品に交換したことがあるiPadみたいなホームボタンまがいが付いているがタブレットのかたちのときAndroidみたいにほぼ常時ホームアイコンが見える方がよい。

そしてまた、Windows7で問題なくインストールして使用していたMicrosoftのアプリケーションソフトの無料版をデスクトップでインストールしたら文字数が大きいとか小さいとか言ってインストール出来ない。サポートにログを送って相談しろと表示が出るがインストール条件なのか手順なのかよく分からないがバカチョン並に使おうとするユーザーにはどうしてよいか分からない。OSの出来がどうのこうのと言って楽しむユーザーにはいいのかもしれないが、ただPCが自分のしたいことに使えればよいユーザーに対してもMicrosoftはいつもながら注文が多く諦めさせる印象である。

そこで一つ前の有料バージョンをインストールしようとしたら再試行の表示が出て何回繰り返してもなにも知らない人間には何を言っているのかわからない同じ表示が出るのでキャンセルをクリックし諦めた。私は有料時代にまず製品版を購入しその後何回もバージョンアップ版を購入してきた。OSが新バージョンになったら今までのソフトが使えないことがあっては、過去のささやかな投資や長年の蓄積データが無駄になる可能性がある。そういうことを強いるビジネス思想あるいは開発思想は苦々しいとイラついてしまった。

その後たまたま見たタブレット方式のMetroUIスタート画面の右端の方にその旧バージョンのアイコンが登録されているのを発見した。デスクトップにはショートカットも出ていないしコントロールパネルのプログラムと機能にも出ていない。私の事前知識の欠如が原因かもしれないがなんかおかしいのである。何日か経って気を取りなおして無料版を再度ダウンロードしインストールを試みたら今度はすんなり進行してインストール完了のボタンをクリック出来たのだが、そのときデスクトップに不思議なことに旧いバージョンのアイコンが出て来たが今度は無料版のアイコンが出て来ない。MetroUIの方には無料版のアイコンも登録されている。そしてプログラムと機能には今度は旧バージョンと無料版が両方登録されている。そこで大丈夫そうだとデスクトップに自分で無料版のショートカットアイコンをコピーしたのだが、Windows8のMetroUIの方(タブレット)とデスクトップの使い分けがうまく行っておらず干渉している感じである。

PCのOSならデスクトップがメインであるべきと私は思う。PCにおいてはデスクトップのアプリケーションの一つみたいにタブレットが使えればそれでよいのではないか。そしてサインインでタブレット(MetroUI)を立ち上げたければ、初期設定でそう設定出来ればよいのではないかと思ってしまう。私の感じでは、Windows7のXPmodeをタブレットOSにしたような感じでよい。そうすればいわゆるPCとタブレットの設定の干渉は無くなるように思うのだが。これも無知のなせる感想かもしれない。

Microsoftにはタブレットだけの製品も存在するのだから複雑そうな今のWindows8よりは、Windows7のXPmodeのような専用機能にその単独タブレット用のOSを組み込む単純なダブルOS方式のWindows8にした方が、PCメインのユーザーにはよいのではないか。私は妻のiPad購入の後ASUSのAndroidタブレットを購入しているので今回のWindows8で三つのタブレットを比べる機会になったが、私の感覚ではタブレットはAndroidの方が良い。PCのOSがWindows7式のWindows8で組み込みタブレットのOSがAndroidの組み合わせがあるとよい感じである。

(補足1)
私がタブレットを使い始めてから一年弱経ったが、旅行に行けば地図とかナビとかも使うかもしれないがその機会に恵まれない。いまのところは主に予めSDカードで用意しておいた写真を見せたり、どこかのサイトを表示したりしてひととはなしをするときのコミュニケーション補助道具として、また当地の細かい天気予報を確認するなど生活補助道具として使用するくらいである。要は表示して見る道具である。入力作業を伴うものには向かないからである。

今回購入のDuo11はPCながらタブレットのかたちにして使えるのでテーブルでひとと見て話しながら使うときには便利な気がしている。私は主にデスクトップで細かくポイントするような使い方をするのでマウスを使うのだが、たまに文字入力したいときがある。そのときタブレットのかたちになってハードのキーボードは使えないのに入力箇所をクリックしてもスクリーンキーボードが自動的に出ない。タスクバーにあるキーボードアイコンをクリックすればスクリーンキーボードが出てくるが、今度は入力箇所が下方にあったりしても入力箇所が見えるように画面が自動的に上に移動せずスクリーンキーボードに隠れてしまう。(ウィンドウの上下幅を縮めるボタンで可能だがデフォルトになっていない。また縮めてスクリーンキーボードを使用し終わってもウィンドウが元に戻らないものもある。)Duo11あるいはWindows8での問題かも知れないし、私が細かい設定が分からないからかも知れないが使い勝手が悪く不便している。


補足2: Windows8.1にアップグレードした
2013.10.21
スタートボタンが追加され左クリックではスタート画面に、右クリックではコントロールパネルの項目のような選択肢が出るようになった。またサインインするとデスクトップが起動されるように設定できるようになった。私はその機能で慣れた従来のPCのように起動するようにした。しかしデスクトップのスタートボタンはWindows7のような機能ではないからフリーソフトでむかしのスタートボタン的なものに置き換えた。これで操作感が継続性があるようなOSをアップグレードしたPCのようになった。

私の感覚では、スタート画面は使いにくい。スタート画面はタブレットとして使うことに特化したほうがよいと思われる。PCとタブレットの別OSが共存しており切り替えは現状のようにできるがタブレットのOSとその見てくれや機能、操作感は私の好みではAndroidみたいな方がよい。またWindowsのストアやアプリそしてタイルは使いにくい。特にタイルはデスクトップのショートカットみたいにしたほうがよい、すなわちAndroidみたいに自在に配置できたほうがよい。

補足3: 
タッチパネルがおかしい
2015.07.17
Windows8.1PCはタッチパネル搭載なのだが、マウス操作でポイントしようとするとカーソルが飛んでしまう現象が出るようになった。ネットで調べてみたらタッチパネルの不具合か何かでそうなるらしい。タッチパネル機能を無効にするしかないかと方法を調べていたら、無効・有効の切り替えが出来るTouchSwitchというフリーソフトを見つけたのでインストールした。PCを立ち上げたら最初にタッチパネルを無効にする。そうするとマウスが安定して使える。これでますますメイン使用のWindows7PCと変わらない感じになってきた。


(関連記事)
屋久島方丈記・偏見ご免のたわごと編:
  No.310  保有PCがダメになるまでWindows10に縁はなさそう  (2015.10.26)

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