2月7日散歩の途中、あるタンカン畑の横を通ったら防鳥網にアオバトが引っかかって逆さにぶら下がっていた。今年は鳥の被害が多くわが家が加入している生協ではそのため贈答用のタンカンの取り扱いはしないことにしたそうである。わが家のタンカンはサルにやられて鳥が来る前に全滅したが、今年は何年か前と同様ヒヨドリが大量に渡って来てその被害が拡大しているようである。
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防鳥網に掛かっていたハト |
網から外してやった直後のハト |
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タンカン畑のヒヨドリ |
ヒヨドリにやられたタンカンの実 |
タンカン畑の防鳥網は大方ヒヨドリ対策として張られていると思われるが、そこにタンカンを食いそうにないアオバトが何の拍子か引っかかってしまったようである。私の方を見て力なく羽を動かすのでかわいそうになって網から外してやった。頭と左右の羽がそれぞれ網目に入り込んでいたが簡単に外せた。足は引っかかって暴れたからか網の糸が爪にこんがらがってほぐすのにしばし時間がかかった。外してから道脇の上に置いてやったらちょっとヨチヨチしてから座り込んで動かない。しばらく見ていたが動かないのでそのままにして散歩を続けた。
ネットでみたら、屋久島のアオバトはズアカアオバトといい一年中見られるとあった。名前はズアカ(頭赤)というが屋久島のものは頭も緑色だそうである。森で木の実・果実を食べるということである。木になっているタンカンを突っついて食うのかどうかは定かでないが、他島でアオバトを飼って観察しているひとがいてタンカンの実を切って食わせると食うそうだから、もしかしたらタンカンを突っつくのかも知れない。それで網に引っ掛ったのだとしたら害鳥を放してしまって申し訳ないことをしたことになる。
またアオバトの鳴き声は、「ポーポーパポ」からはじまり「ホォォォーフ ホォォォー」とまるで尺八の音色のようだとあった。それを紹介しているひとがはじめてその声を聞いたとき誰かが尺八の練習をしているのかと思ったそうである。わが家のまわりでもそういう音が聞こえてくることがあって、私は小学生が笛の練習をしているのかとか誰か大人が尺八の練習をしているのかと思っていた。向かいの家のひとからは私が笛の練習をしているかと聞かれたことがある。誰がやっているのかと気になっていたのだが、いまその音がアオバトの鳴き声だと知ったところである。
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屋久島方丈記・日誌編::
No.449 鳥の死骸_網に掛かった後の惨状 (2018.02.26)
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