先日県道を小島から尾之間方向に車で走っていたら、JRホテルの右側灯台付近に何やら新しく櫓みたいなものが建っているのに気づいた。尾之間郵便局で用事を済ましてから散歩がてら見に行った。JRホテルと尾之間診療所の間に谷鼻崎釣り場・灯台遊歩道と表示の狭い入り口があってそこを海を見下ろす崖にそって奥に進むと灯台に出る。そのすぐそばにその櫓みたいなものが建っている。表示を見ると波浪を観測する施設ということである。
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JRホテル、波浪観測施設、灯台 |
波浪観測施設、灯台 |
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波浪観測施設位置 |
気象観測所位置 |
家に帰ってからネットで見てみると観測開始は今年2012年3月30日だそうである。今年初め町の運動広場の駐車場に工事事務所があって駐車スペースが狭くなっていた。私は駐車場から出るときそのせいでバック時他車にぶつけてしまったことがある。思えばそのとき工事をしていたものと思われる。標高約50mにあるこの施設にはレーダー式沿岸波浪計が設置されていて鹿児島地方気象台の管理下にある。現地表示によれば観測された波浪データは高波の監視や波浪の予報などに利用されているとのことである。台風の時など波の高さが発表されたりするが屋久島近辺の海域ではこの観測所しかなさそうだからその数値はここのデータによっているようである。
また台風の時に屋久島・尾之間で風速何mとか降水量何mmとか発表されるから、気象観測所もあるはずである。私はそれは役場にあるのではないかと思っていた。健康管理センターの屋上にペラのついた飛行機胴体形状の風向・風力計があったのでそう思っていたのだが、最近見たらそれが取り払われている。そこではなかったのかとこれもネットで見てみたら、JRホテルのすぐ西横に地域気象観測所(アメダス)があるとあった。ここでは気温・降水量・風向風速だけの観測をしているようである。
日常のTVの天気予報などで屋久島というと小瀬田の観測所である。多分空港にあると思われる。空港は尾之間とはだいぶ離れている。尾之間が近いわが家ではその予報と気温が少なくとも2度くらい違うことが多いし、空港は島の東側の海沿いなのにわが家は南向きの海沿いで北側には山があるから風の吹き方も雨模様も異なる。時々天気予報では屋久島で云々と言ったあとで尾之間方面ではどうと追加することがあるが、せっかく尾之間に観測所があるのだから天候の傾向が違うことを考慮して個別に尾之間として発表してくれると助かる。
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屋久島方丈記・日誌編:
No.533 尾之間にまた新しい施設_船舶監視レーダー (2019.08.05)
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