My logbook : 屋久島方丈記 
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  日誌編 (with photo) ・ 偏見ご免のたわごと編  
  日誌編: No.3  
  2010.06.07  シミの液体窒素冷凍凝固処置  
 
  9ヶ月前くらいに足のすね横のシミが気になって病院に行って、脂漏性硬化症ということでかさかさ部を軟らかくし更にシミを徐々に薄くしていくためにと塗り薬を使ってきた。2回目の薬がなくなったので5月14日病院に行った。硬さが残り色が濃いところと薄くなったところがあるまだら模様になっていたので、今回液体窒素冷凍凝固処置をすることになった。

(写真・上左: 処置翌日)
(写真・上右: 9日目 しぼみ終わる)
(写真・下左: 14日目 全て剥がれる)
(写真・下右: 
21日目)

患部に液体窒素を塗り凍傷を起こすようである。ピリリと来るが注射よりも痛くない。医師から水ぶくれになるがつぶすな。そのうち患部が縮み黒くなってから剥がれる。3週間経ったら来院せよと言われて帰ってきた。どういう経過をたどるのか気になって家にある家庭の医学みたいな本を見たりネットで調べてみたが、水ぶくれが何日くらいでなくなるのか、その後何日くらいで剥がれるのかというような治療経過情報みたいなものは見つけられなかった。

以前ある手術をしたときの経験では、診断、処置が決まれば治癒までの経過がどう推移するのかに関心が移るのだが、そういう情報は患者の体験記くらいしか見当たらなかったことがある。そこで具体的情報にもなるかと以下、私の場合を記録してみたものである。先月庭いじりで指の爪の横にトゲを刺し指がはれて痛かったが患部が硬くなってむしり取れるまでに20日くらいかかったから、3週間というのは完治までの典型例かとは思われる。

処置した当日(1日目)処置部が水ぶくれになりはじめ、翌日(2日目)には処置部全体水ぶくれ、その後周辺の皮膚も徐々に剥がれ水ぶくれ範囲が円形になり拡大していく。3日目には液漏れも始まるが体液の滲出が漏れより多いとふくらみ続ける。3日間(4日目)で形が定まる。6日目からふくらみが徐々に小さくなる。体液の滲出より漏れの方が多いのでふくらみがしぼみはじめる。9日目で体液滲出が止まり水ぶくれがなくなる。ふくらみの痕は処置部の変色が濃くなりその周りに膨らんでいた範囲が囲んだ二重円の形になる。(液漏れしている間はガーゼを当てて液を吸い取らせる。)

10日目には液残りがなくなる。比較的厚い処置部は変色が濃くなり周辺部はすけるような薄皮の二重円形状になる。11日目には乾いて全体がへばりついているようになり、薄皮周辺上縁部が切れ始める。12日目朝には二重円それぞれの変色が更に濃くなりかゆみもでる。12日目夕になり薄皮部が周辺から剥がれ始める。13日目夕には薄皮部すべてはがれ終る。14日目朝、処置部全体が同時に剥がれ落ちる。剥がれた痕は再生途中の皮膚と思われ薄赤い。15日朝には処置深さの大きい部分2ヶ所に瘡蓋が出来ていた。21日目通院、瘡蓋1ヶ所残っているが問題なく治癒ということになった。

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