屋久島生活の断片・日誌編
                     Home > 目次_top  >  記事

No.285  規制テープのこと  [H22(2010).01.18]

昨年5月末ころから近所の家の人が行方不明になったままである。当時周辺捜索隊や警察犬が出て探したが見つからなかった。事件ということになったようで警察が立ち入り規制のテープをアクセス通路に張ったので、犬の散歩時に通っていた通路も歩けなくなって久しい。

左右の木に絡まっている黄色いのが規制テープ

そこで事件外伝、その立ち入り規制のテープのことである。私ははじめよく荷物を締結している硬いテープ紐を幅広にし薄くしたものだと思っていたのだが、実際はビニール製のやわい幅広テープである。

初めに張ったテープは、夏の日差しで劣化していたのかその後大風が吹いたりして切れてしまった。家のそばに置いてあるその人の車にもブルーシートが掛けられていたのだが、ある日の大風のあとシートが吹き剥がされていた。シート固定の紐も千切れるのだからビニールの薄いテープはすぐ切れるのである。警察が見回りに来ているのかシートの方は掛けなおされ、何回かそういうことがあったが、テープの方は当初のものが切れたまま放置されていた。

そして11月終わりころ、件の家に行方不明になったころに訪れていたという男二人組みのうちの一人が東京方面で逮捕監禁容疑で逮捕され鹿児島で送検されたが証拠不十分ですぐ釈放されたというニュースが流れた。その翌日警察が久しぶりに家の中を調べに来ている様子があって、それにつれてTV局や新聞社の取材の人たちも来たようで周辺を歩き回っていた。その日規制テープが張りなおされた。今度は家のそばとちょっと離れたところと二重にテープが張られた。

犬の散歩に出ると遠目に高台の上にあるその家のそばのテープが見えるのだが、張りなおした後冬の嵐みたいな大風が吹いた日があってフェリーや高速船や飛行機が欠航したがその翌日には切れていた。通路を見に行ったらそこから離れた場所のテープは切れていないから二重にしたのは一方が切れてもよいようにという考えだったようである。

それにしても立ち入り規制テープを張っている期間の長いことである。営業施設などなら商売に困るはずだが、こういう状況を見ていると解除期限はないようである。また捜査の進展状況によって解除期限がかなり長くなることがあるにしては耐久強度の弱い材質でつくられているのだなと思った次第である。

補足: 撤去のこと  (H22.02.27)

1月末には容疑者の男性二人が逮捕送検されるまでに進展した。それから約ひと月、昨日警察関係者らしき人たちが件の家に来ていた。私が見たのは車3台と4人、多分その他にも来ていたと思われる。何か取り調べに進展があって現場検証しているのかと思ったのだが、今朝見たら立ち入り規制テープが9ヶ月ぶり撤去されていた。捜査は終局段階かもしれない。

No.273  行方不明事件のこと  H21.07.27)
偏見ご免のたわごと編:No.330 近所で事件のこと  [H22(2010).01.25]


 
 Home   back