屋久島生活の断片・日誌編
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No.254  湧水処理工事のこと(2)  H20.11.10)

畑総という事業で畑の改良造成工事をした畑のいくつかが昨年降雨の季節に長期間水がたまりっぱなしになった。そして夏ころから年末まで湧水処理工事が行われていたのでその対策は 昨年で完了したものと思っていた。しかしだいぶ前からまた湧水処理工事が行われている。見ると工事対象は今年作付けせず放置されていたような畑が多いが、作付けしていた畑も一部ある。

湧水が見える工事中の溝
(造成後作付けしていなかった畑)
大きな岩が見える工事中の溝
(今年作付けしていた畑)

多分放置されていた畑は、造成はしたが既に作付けする前に畑として使用するには問題ありと分かっていたところかもしれない。作付けした畑では、実際使用してみたら問題ありと分かったところではないかと思われる。

暗渠工事で掘り返したところを見ると、表土のすぐ下に岩の層があるようである。私が造成計画をするとすればそういうことは事前に調査して湧水対策を工程に組み込むと思う。あるいはまた造成中に岩の悪影響がありそうだと分かったら工程を変更し湧水対策を組み込むと思う。ところが畑の形作り・造成、それはそれ。排水対策はまたその後の別計画で、造ったものを掘り返すというのは無駄に見える。

いわゆる道路は完成、その後水道管敷設でその道路を掘り返し再び道路を舗装する。また汚水管敷設でその道路を掘り返しその後道路を再々舗装する。よく批判を浴びる道路を逐次掘り返す工事に似ている印象である。巷間で言われるように公共工事とは無駄が多いものだと納得させられる。農家の資金負担にも影響があるのではと気になるところである。

No.231 湧水処理工事のこと(1) (H19.12.10)


 
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