屋久島生活の断片・日誌編
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No.216  白アザミのこと(2) H19.04.16)

一昨年から昨年にかけて県道の歩道の縁の立ち上がっている部分が崩れないようにコンクリで補強された。縁の草がぼうぼうになると歩行部分が狭くなるので、通学路安全化のために行われたようである。その工事が進んでいた昨年春の頃、以前白アザミが咲いているのを見かけ白アザミがまた見られるだろうと楽しみにしていた場所も工事区間に入っていることが分かって、まだつぼみがあるかなしかのそれらしき株をとってきて我が家のそばの空き地に移植した。

昨年移植し今年咲いたアザミ 移植前アザミの生えていた場所
(縁の補強された斜めの部分)

昨年は草丈もあまり成長せずよれよれになって周辺の草に紛れ根付いたかどうかも分からないようになってしまった。私はもう枯れてだめになったと思っていたのだが、今年あちらこちらでアザミが芽吹くのを見かけるようになった頃、その場所にアザミの葉が出てきて、その後どんどん成長しついにつぼみの先端が白みを帯びて見えてきた。白アザミは根が残っていると生き残るようである。そして草丈が50cmくらいになった頃にはアザミの花らしくなった。

写真番号:本文と対応
 (1)(2)(3)
 (4)(5)(6)
 (7)(8)(9)
 (10)(11)

我が家では、白アザミ以外にも道端に生えている野草らしい花の咲く植物を移植したことがある。葉が丸い感じでアザミに似た紫色の花が咲く草(1)、黄色の花のカタバミ(2)、紫色の花のカタバミ(3)、キンポウゲ(4)、多分何とかカズラ(5) 、誰かが言っていたところによればモモイロツキミソウ(6)、とがった葉で紫色のラッパ状の花が咲く草(27)、スイセンの一種かと思われる細長い葉が倒れやすい比較的大きなピンクの花が咲く草(8)、黄色とオレンジ色の混じった花が咲くグラジオラス(9)、ヒメオウギズイセン、ノカンゾウ、それから小さいカンナみたいな草(10)、ユリの一種かと思えるような草(11)、かぼそい茎と葉で青っぽい小さな花が咲く草、ネジバナ、ニワセキショウらしき赤紫の花の草などである。最後の五つは消えてしまった。移植後は何もメンテナンスしないので年ごとに勢いは弱まっていくものもある。昨年は細々と咲いていた花が今年は見られないものがあるかもしれない。

No.119  白アザミのこと(1) (H15.05.05)


 
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