屋久島生活の断片・日誌編
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No.142  足湯のこと(2) H16.04.05)

尾之間温泉に足湯が出来るという話を聞いた。この正月「屋久島生活の断片 No.136 足湯のこと(1)」で湯泊温泉に足湯でもつくったらという記事を載せた私としては、場所は違うが足湯を歓迎する気分がある。

尾之間温泉、右端のところが足湯 床に座りの中央部湯船に足を入れる
3月末頃行ったときはまだ営業していなかった

しかし地元の人に聞いたはなしでは、今年になって駐車場に一角に突然工事が始まって足湯をつくるということを知ったというように、役員だけの意向が先行しているとの批判もあるようである。また足湯は観光客の利用が多いだろうから狭い駐車場で長居をされると駐車場の回転率が減って地元客の入浴に支障をきたすとか、登山で汚れた足で入られては汚いなどという話も出ているようである。

私は尾之間温泉をそのあたりの観光スポットにしたらと思うのだが、なかなか周囲に駐車場用地を確保することも難しいらしい。今の舗装してある駐車場は広場にして人が休める空間をつくれば結構それらしくなりそうに思える。集落の人には自分たちの温泉という意識があってあまりよそ者が多くなるのはいやだと言うかもしれないが、周辺の旅館とか地主の協力を得て周辺を整備して民宿などと連携し温泉案内や送迎をしてもらえば、それなりの覚悟で人の注目のなか裸になり入浴しなければならない露天の温泉より多くの利用者が見込める気がする。地元の風趣を持った温泉に入ったあと広場で夕涼みをしながらビールを一杯というのも魅力になる。

尾之間温泉の湯は「国民宿舎・屋久島温泉ホテル」とデイケアなどをしている町の福祉施設「こまどり館」にも引かれているということだが、ホテルは老朽化で建て替えるという話があり今は閉鎖されている。新しいホテルでは新たに温泉を掘るというはなしもあるようである。それで湯が余るから足湯にしたのかどうか知らないが、足湯は入浴用のオーバーフローで十分とすれば入浴の方ももう少し広げられる可能性はあると思われる。

No.136  足湯のこと(1) (H16.01.12)


 
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