屋久島生活の断片・日誌編
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No.132  故障・不具合のこと(1) H15.11.03)

屋久島へ来てからは結構電気機器の故障頻度が多い印象がある。当地へ来て8年になるがこのところ電子レンジが具合悪い。当地に来るに際して買って来たものである。回転させ設定し押して動作開始させるスイッチがおかしくなって設定が出来ない。妻は騙し騙しこの数年使ってきたので嫌気がさして直すより新しいものに替えたい意向である。私はスイッチを交換すれば済むのではと思うのだが、スチームもあるものに買い換えたいと言われれば作ったものを食わせてもらっている身としては反対も出来ない。

また最近、屋外設置のガス給湯器も故障してお湯が出なくなってしまった。業者に見てもらったら基板と電磁弁が不良とのことらしい。部品交換でも済むが取り寄せるまで風呂にも入れなくなる。新品は在庫有りとのことで即日交換してもらった。故障原因は塩害によるらしい。大風や台風で海が荒れると海から泡が飛んでくるからそうかもしれないと納得してしまった。そんなにひどい風の日がなかったのに、車にガソリンを入れに行ったらガラスを拭いてくれる人に塩が付いていると言われることもある。結構塩の影響はあるかもしれない。

CDプレーヤーをばらして
こびりついたごみを取る

その前には、当地へ来てすぐ買ったパン焼き機も回転羽根の軸のパッキンが磨耗してパンダネが漏れるようになった。これは部品を取り寄せて交換した。また、当地へ来るとき買って来たピカイチのCDプレーヤーもトレイが一旦引っ込んでもすぐ出てきてしまうようになって使えなくなってしまった。これは一旦引っ込んだらギアか何かがシャフトを上にスライドして後ローディング完了となるのだが、シャフトに綿ごみが8年くらいの間にからみこびりついてスライド不能になったのが原因である。ばらしてこびりついたごみをこそげ取ったらまた使えるようになった。今年は電気機器の当たり年みたいである。8年も経つと磨耗や汚損で不具合が出るようである。

今までには磨耗や汚損でない原因と思われる故障もある。ファックス電話は当地へ来る前から使っていたものが1年でダメになった。次に買い換えた2万円しないものは2年くらいでダメになった。3台目はすぐ対応してもらえるように地元の電気店で7〜8万円くらいのものを買った。これは1年経つ直前に1回受話器に雑音が入るようになったが受話器を交換してもらったら以後問題ない。この経験からするとファックスは弱い機器のようである。私が思い当たる節は電圧変動か落雷の影響だが、電気店では落雷を疑っているようだった。またBSディジタルのチューナーが出た頃すぐ購入したが、1年しないで故障したことがある。保証期間内だったのですぐ交換してくれたが、この故障も落雷の影響ではないかとの見解だった。そう言われれば雷はよく鳴るので納得してしまった。

冷凍庫のスイッチ横に
   貼り付けたゴム板

さて話変わって、恒常的な電気機器の不具合のことである。電気機器の騒音の問題である。当地は暑いし買い物事情もよくなかったので、来てすぐ冷凍庫を買った。外国製のものである。この騒音はひどい。本体そのものから出る音も大きいが、固体伝播音がものすごい。夜は10m以上はなれたところで寝ているのだが床や壁が鳴るのである。数年間それが仕様かとフローリングとの間にあまり効果のない防振ゴムを挟んで我慢していたが、堪らず対策しようと原因を調べてみた。前面にスイッチがあり、その部分は外板が10cm四方くらい空いている。周囲はエンボス加工になっているが剛性が低い。その穴の横の外板が大きく振動して騒音となっている。対策はは簡単で両面テープでゴム板を振動している部分に貼り付ければよい。冷蔵庫より少し大きいくらいのモーターとコンプレッサーの音に改善された。

そのほかに、固体伝播音で悩ましいのはエアコンを使用中の部屋の空気を循環させるために買った渦流ファンである。使用するとゴーンというような床鳴りがして気になって仕方がない。ステイ部分に椅子の足用クッション材を貼ったり、発泡スチロール板を敷いても効果がない。このファンも外国製である。また昨年購入した寝室用の気化式加湿器も畳の上で使っているのに寝ていると枕を介してでも振動音が伝わってくる。ファンと本体の間に太く大きい輪ゴムを挟んだらビビリ音は無くなり少し静かになったが、これも外国製である。

全部有名な通販で買ったのだが、どうも外国(米国の一つ以外は全て欧州)製は騒音対策がよくないという印象を持ってしまった。なぜ外国製はうるさいのか。多分家のつくりや住まい方のせいかと思われる。床はわが家のように木の薄板が張ってあるのと違い剛性が高そうだし、加えて居間にはカーペット、寝るにはベッドだから固体伝播音が低いのだと思われる。それであまり固体伝播に気を配らない設計になっているのかもしれない。

No.137  故障・不具合のこと(2) (H16.01.26)


 
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