屋久島生活の断片・日誌編
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No.72 ハチのこと(1) (H13.10.01)

今年は暑さのせいかハチが多いそうである。私はこの夏2回ハチに刺された。

8月中頃のこと、垣根のハイビスカスが成長してぼうぼうになって柔い部分が敷地外側に大きく倒れかかってているので鎌でばさばさと切っていたら、ブーンという音がする。見るとハチが目の前で停止状態で羽ばたいている。ハチだと思ったらゆっくり下がることも忘れて手で振り払いながら逃げたら、右のこめかみと毛の薄い頭頂部を刺されてしまった。

(左):
 アシナガバチ

(右):
 アシナガバチの巣

 

ハチは足をぶら下げたようにして飛んでいたからアシナガバチだ、刺されても危険はないと思いながらも結構膨らんでちくちくする。その日はムヒをつけて木を刈るのは止めた。そして翌日虫さされに良いだろうとアンモニア水を薬屋で買ってきた。

ハチの痛さも忘れるようになった頃、また刈りかけの木の続きを鎌でばさばさやっていたら、今度もハチが出現して来た。急いで後を向いたら背中を二ヶ所白いTシャツの上から刺されてしまった。すぐアンモニア水を塗ったが効き目がない。

インタネットでハチに注意のページを探してみたら、アンモニア水は役に立たないようである。爪でしごいてからムヒを塗っておいたが何日かしこりがありちくちくしていた。来年からはハチの巣づくりの時期(4〜10月位らしい)は垣根を振動させて刈らないようにしないといけない。

ハチに二回刺されてからは庭の内側に倒れ掛ってくるハイビスカスだけ剪定鋏みで静かに切っていた。ある時たまたまハチがブーンと木の葉の間に入っていくのに気がついた。下から覗きこむと枯れた枝に巣がついている。傘状の巣である。

殺虫剤(細い噴出パイプを付けたアリキンチョール)を吹きつける。ハチが逃げ、巣にいるのも羽ばたいているが飛べない。そこをへッピリ腰で腕を延ばして持った芝刈り鋏みで枝を切り落とす。巣を踏み潰すと蜂蜜のようなものが流れ出る。他にもないかと探しては合計4コの巣を駆除した。

アシナガバチはこんな感じで自分で出来るが、スズメバチはそうはいかないらしい。出くわさないことを願っている。出くわすと多分反射的に手で払おうとするから刺されて大事になりそうで怖い。だからこれからはハチの巣づくりの時期垣根をばさばさ刈るのは止めないといけない、静かに剪定する時も巣の有無を確認してやらなければと思っている。

No.149  ハチのこと(2) (H16.07.12)


 
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