屋久島生活の断片・日誌編
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No.46 野焼きのこと(1) (H13.04.02)

2月25日イモゾウムシ対策で我が家の庭に接する荒地の草払いが行われたが3月23日にその時切り払った草木の野焼きが行われた。草払い当日係りの人からは1週間以内くらいに焼くという話を聞いていたが雨や風向きを考えてこの日に至ったようである。

野焼き開始時
(草木を1箇所に集めて燃やす)
野焼き後
(一帯の集積した草木を焼いた跡)

屋久島へ来て2年目の冬のことである。近所の畑で火事があった。放置して草が生えそれが枯れたところを風のある日に野焼きして、燃え広がり人家の近くにまで及んで騒ぎになった。火が出始めたとき見に行ったら野焼きをする人がヤカンの水で火を消そうとしている。他に何も用意していない。消火の用意もせず野焼きを始めたらしい。ヤカンの水では消えないから燃え広がり消防団が出る騒ぎになり周辺の人も消火に協力した。私も繁った木の枝で火をたたいて回った。

屋久町では野焼きをする時は消防へ届けてするようしょっちゅう町内放送がある。また時々野焼きが火災になったので野焼きに注意するようにとの放送もある。

先週町広報と一緒に配られた配布物にこの4月から野焼きが禁じられ違反したら罰金か懲役の罪になるとあった。野焼きの定義が出ていないのでよくわからないが数年前まで屋久町ではダオオキシン垂れ流しではと思えるごみの野焼きが行われていた。家を建てている現場ではコーキング剤の筒状容器を含む廃材などを常時もやしているところもあって異様なくさい臭いをたてているところもあった。今は町のごみ野焼きは行われていないようだが、個人でごみを焼却する人はいて時々近所でもくさい臭いが漂ってくることがある。

こういうのを禁止しようというのであろうと思うが畑の野焼きも禁止対象に含まれているのだろうか。屋久島では休耕すればすぐ草が生える。だからしばらく休耕すれば野焼きをしてから畑に戻すということもやられているようである。ここのところ野焼き火災の放送が何回かあった。火災防止の観点から大体いつも風の吹いている屋久島では畑を含む草木の野焼きも禁止ということかもしれない。

もしそうなら我が家隣接荒地での今回の野焼きは駆け込み野焼きかもしれない。

No.157  野焼きのこと(2) (H16.11.22)


 
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