屋久島生活の断片・日誌編
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No.11 人間ドックのこと(1) (H12.07.11)

7月6日夫婦で人間ドックへ行った。ここ3年屋久島徳洲会病院に行っている。その前は町の定期検診でひっかかった時に鹿児島の病院へその都度行っていたが継続的に同一のやり方でフォローしていくには自分の望む検診項目のあるところが良い。

屋久島徳洲会病院は屋久島にはじめてできた総合病院である。よそではいろいろ批判のある徳洲会だがわれわれ離島の住民には頼りになる存在である。批判の理屈はそれなりに正しいのかもしれない。しかし実践の伴わない議論は温かみのない太陽のようなもので住民に恵みをもたらさない。ともかく徳洲会は屋久島に安心をもたらしている。


    屋久島徳洲会病院

 健康友の会会員証
 選挙目当てとの話もある
 が入院時の差額ベッド代
 や人間ドック代が割りき
 になる 会費年1000円

私が気に入っているのは超音波検査(腹部、前立腺、甲状腺)、胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査が標準検査項目に入っていることである。年をとってきたらこれだけは受けたいと思う項目である。高齢者医療をうたい文句にしているだけのことはあると思う。都会で人間ドックを40台から受けていた経験から言ってよく考えられていると思う。病院の人員体制などもっと整備して欲しいと思うがやっている方向は良いと思う。

日常かかる個人医院は私の家に一番近い診療所を頼りにしている。離島へ来るにあたって医療事情が関心事である。屋久島へ来てはじめて行ったその診療所の先生はとても信頼できると思った。まず話をよく聞いてくれる。説明もよくしてくれる。気持ちを安心させてくれることは医療の第一歩である。その先生に会って屋久島へ来ての一抹の不安も薄らいだ思い出がある。

屋久島は高齢者の比率が高い。年取っていく私としてはさらに質の高い医療体制を整備して欲しい。私は多分屋久島で死ぬことになるだろう。きれいな環境で、行き届いた医療と介護で気持ち良く死にゆくことのできるだろうか。核家族化が国の体制として推進されてきたと受けとめているが、今後自分一人で行動できなくなったときに分散してしまった他の核家族である縁者に迷惑をかけず一個の核として生を終われる年金、医療,介護の仕組みを希望している。

昨年亡くなった父を特養に入れてもらおうとしたとき血族全員の収入証明が申請資料として必要だった。それで断念した。遠くはなれた親戚から孫までとなると世の中の実体と隔たっている。なにしろ本人が具合悪かったら即入院できる。それと同様な仕組みが希望である。

ところで町あるいは町の国民健保では人間ドックに補助金が出るということをおくればせながら知った。役場へ補助金をもらおうと問い合わせをしたところ事前に申請していないからだめだということになった。受診は個人の意思である。許可を受けて受診すべきものではない。ならば事前でも事後でも受診内容その他が補助対象として適正ならば補助金を出せば良いと思うのだが。

 

補足: 人間ドック補助金申請のこと (H12.11.03)

たまたま町の広報を見ていた。平成11年1月号である。9ページに補助金をもらう為の手続き方法がでている。そこには印鑑、人間ドックを受けたという医療機関の証明書、領収書を持って役場にて申請せよとある。ここで見る限り事後申請である。しかし7月問い合わせに応じた役場職員は事前申請が条件だと言っていた。なにやらおかしいことである。

No.60 人間ドックのこと(2) (H13.07.09)

 
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