屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.251 屋久島(138):ナンバーディスプレイのこと    (H19.09.10)

今年の夏台風か落雷かなにかで停電、その復旧作業のためか短時間のうちに断続的に通電・停電が繰り返えされる状況が続いたらFAX付き電話機がおかしくなって、その以前には同じ状況になっても利いていたリセットも利かなくなってしまった。それで嫌になって修理を頼みもせず新しいFAX付き電話機を買ってしまった。今度の電話機はディスプレイが大きく見やすいのでナンバーディスプレイにすることにした。

NTTにナンバーディスプレイとネームディスプレイを申し込んだのだが、屋久島ではネームディスプレイはサービスしていないということである。それで電話機にナンバーディスプレイ機能ONの設定をしようと取説を見たら安い電話機だったためかその電話機ではネームディスプレイに対応していないと書いてあった。知らずに申し込んでしまったがサービスしていないで助かった。

今度の電話機ではNTTのネームディスプレイは機能しないが、電話帳に登録してある電話番号からかかってくると登録してある名前を番号と一緒に表示してくれる。番号だけあるいは非通知の表示のときは慎重に電話に出ればよい。

私は、むかしから電話のマナーとして受話器を取ったらすぐ「はい、XXでございます」と名乗るのが身についてしまっている。今みたいに電話で悪事を働くような輩が少なかったせいかあるいは会社生活でならされたせいか、何の抵抗もなく疑問も持たずそうしてきた。

ところが近年迷惑電話が増え詐欺も横行するようになって我家でも何回か不審な電話がかかって来たことがあった。名乗らず用件を急ぐ相手に「お宅はどちらさまですか」と聞いてもはぐらかす、まずは名乗れと何度も聞いたら突然電話を切るというようなことがあって、何とかかけてきた相手が問題ありそうかどうかはじめに識別できたらよいなと最近思うようになっていたので、電話機を替えた機会にナンバーディスプレイにすることにしたのである。

新しい電話機になってからは、知らない番号や非通知のときはこちらから名乗らないでかけてきた相手が名乗るのを待つようにすることにしている。最近の電話のマナーとしては、分かっている相手には受話器をとったらすぐ名乗る、分からぬ相手には相手が名乗るまで名乗らないのが良いようである。

すなわち電話をかける方がまず相手が出たらすぐ名乗ることになれば問題はかなり減ると思われる。会社では社長や客先から電話があってもそうと分かるまで名乗らないのはまずそうだから、一般家庭に対してはということになるが電話をかけた方がまず相手が出たらすぐ名乗るというのが安全マナーということになって欲しいものである。知らない番号や非通知のときはかかってきた電話に出ても相手がすぐ名乗らなかったらご用心である。

さて、電話機を新しくしてからのことである。番号だけ表示でむかし住んでいたところと同じ県内のあるエリアから電話がかかってきた。妻が出たのだが、あるマンション管理センターを名乗りでおじいさんはいるか、緊急電話があったので連絡を取りたい。XXさんですねと言う。我が家はそのエリアには心当たりがない。また我が家はむかしから電話番号を公開していないから、知らない人や会社、機関から電話がかかってくるはずがない。

妻が表示された番号を見てそちらはどこどこのようだが心当たりは無いと言うと相手は早く電話を切りたそうな気配になったそうだが、引き延ばして探りを入れたらはなしがしどろもどろになってつじつまが合わない。そこでオレオレ詐欺の類かと思ったと言ったらそそくさと電話を切ったそうである。

妻が言うには自分の声が若く聞こえたのでおじいさんいるかと聞いてきたに違いない。もし年取った声に聞こえたら、息子さんあるいは娘さんから緊急電話があったとか言って何かのトラブルでお金がどうのこうのと言ったのではないか、というのが妻の意見である。

しかし私はかかってきたエリア、不動産業を名乗る相手、我が家の電話番号を知っていること、我が家の名字を知っていることから、先年当地で 初対面に近い人から「あなたのことはどこどこ(今回電話があったエリア付近)の不動産屋から聞いている」と思い当たる節がないのになれなれしく言われ私がぴしゃりと否定したことを思い出したのである(バックナンバー196参照)。勘ぐりかもしれないが、それと関連していやしないかと気になるのである。普通、詐欺なら番号通知でかけるようなとんまなことはしない。だから、私を知っている範囲から遠隔操作されたいたずら・嫌がらせではないかと気になるのである。またインターネットでその県内の不動産業者・マンション管理業者などを調べているが、かかってきた電話番号はいまのところ見つかっていない。


 
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