屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.166 年賀状のこと(2) H17.01.24)

毎年、年賀状を書くころ出そうか出すまいかと思う人が何人か出てくる。大体は前回こちらが元旦に届くように出した賀状を受け取ったあと、相手が答礼的に賀状を出してくれたと思われるケースである。(以下12月に出した、あるいは1月になってからでも答礼的にでなく出したと思われる年賀状を、「元旦の年賀状」と言うことにする。)

自分が初めて出した年は、当然相手から答礼的賀状が来る。翌年以降もこちらが元旦に届くように出す。相手からはそれに対しやはり答礼的賀状しか来ないケース。年賀状のやり取りだけでも続けたいと思っている相手の場合に多い。しかし私は数年こういう状態が続いたら迷惑がられていると思い大体は出すのをやめる。

何年か元旦のやり取りが続いたあとのある年、相手からは答礼的賀状が届く。それで翌年出さないでいると、相手から元旦に届く。そこで答礼的賀状を出し、次の年は元旦に届くように出す。遅れて来たら次は出さないでいると元旦に来る、そこで次は元旦に届くように出すが相手のは遅れて来るの繰り返しとなるケース。私は答礼的賀状に当初は相手が迷惑に思っているかと翌年出すのを控えるのだが、何回かこの繰り返し状態が続いたら大体は元日の賀状が来なくなるまで元旦に届くように出すようにする。

元旦に届くように出し合っていたのに、ある年答礼的賀状さえも来ないケース。私は亡くなって通知がなかったか切られたものと判断し、翌年から出さない。

さて自分が初めに出した出さないに関係なく、人はどういう気持ちで自分からは年賀状を出さないようになったり、あるときは遅れて答礼的賀状を出すがあるときはそれも出さないようになるのだろうか。相手の気持ちを想像してみる。

1)気まぐれ
     (例えば職場の女の子、自分の子ども)
2)もう仕事の関係が切れた
     (例えば社外の仕事関係の人、会社を退職した人)
3)もう自分の方がえらい
     (例えば元職場の同僚や部下、学校時代の友人)
4)何か引け目を感じる
     (例えばつらい境遇に陥った、あまりに格差がついた)
5)もう関心が薄れた
     (例えば女ともだち、元の職場の上司、友知人)
6)もう縁が薄れた
     (例えば嫁いだ親戚の子、代替わりした親類)
7)何か気に食わないことがある

今ざっと挙げればこのくらい思いつく。1)2)はもう過ぎたことである。3)というのは自分が交流を持った相手の人柄が寂しく思えるし胸糞悪いからあって欲しくない。4)は自分にも覚えがある。引いてしまうことはよくある。でも私に対してこれはないだろう。6)は親類というだけの関係で顔をあわせなくなって久しくなれば自然そうなる。7)は大概なにかしら思い当たる節はあるからその結果として受け入れるが、誤解が理由と思われる場合は悲しい気分になる。元日の年賀状が来なくなるのは5)であって欲しいと思いたい。

今の私には、元日の年賀状が来ない理由は3)5)6)7)と思われる。私が出さないとしたら5)6)7)だが、5)6)については前半に述べたようにまず自分から切ることのないように対応している。しかし時に対応を誤り失礼していることもあると思われる。

No.35  年賀状のこと(1) (H13.01.15)


 
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