屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
                     Home > 目次_top  >  記事

No.113 屋久島(65):選挙運動のこと H15.02.24)

以下首相靖国参拝、歴史教科書検定に対し懸念を表明する中国や韓国と似たことを言っている私というようなはなしではある。

今年の4月とか、屋久町も町議会議員の選挙があるらしい。今までの選挙を見る限りでは、候補者のほとんどは無所属で、公明党、社会党、共産党が一人ずつくらいで表立って政党が組織的に運動していたような記憶がない。ほとんどの候補者の支援者は選挙のときにだけ集まり当選してからの影響力を確保する目的が多いのではないかと思われる。また町を何とかしたいと個人の思いから地盤もなく挑戦する立候補者は少数だと思われる。

今までの印象はそのようだが、今回は少々異なる。かなり前からある党が組織的に動いている。なぜそう思うか。以前から町に矢継ぎ早の陳情でプレッシャーをかけている様子がある。町長のホームページ掲示板にそれを思わせる投稿を見たことがある。屋久島関係の有名なサイトの掲示板にもその党の記事やそれにまつわる投稿が出ていたのを見たことがある。布石を打ってきて、いよいよ今回は町議会議員を目指すようである。

他党を含み他の立候補予定者の動きはまだ見えないが、最近のその党の動きは目を見張る。ビラやらアンケートやら次々と配布され、その物量攻勢は党の組織的な支援があるのではと思わせる。ビラの内容は町の問題、課題を気にしている一般住民に優しい。アンケートで住民が意識している問題点を吸い上げ整理して、町に対応を迫ったりして、その活動は住民の気持ちをくすぐるものがある。

環境問題では開発反対の組織化や署名運動、陳情活動に長けていて、その活躍ぶりが目立つ。利害のないいわゆる環境保護関心層には心地よくうつっていると思われる。住民の立場に立ち、的を射た主張をし、物言いは優しく、自然にも優しい姿勢でソフトな印象を与えている。立候補予定者のビラを見るところでは、これだけ屋久島の問題を集約し、的を射た主張ができる人が議員になればよいだろうと思う。

しかし私はその党の名を聞くと少々戸惑うのである。今までに幾度となく雑誌などで取り上げられたその閉鎖的で陰湿といわれる体質と地方党員も無関係ではなかろうという不安がある。優しいソフトな姿勢がカムフラージュではないか気になるのである。先の例のホームページの投稿にはその党の機関紙の記事が引用されていた。機関紙は報道よりは主張の手段だから、党中央含みの何らかの作戦で屋久島進出を狙っているのではないか。その意図や如何と私は勘ぐってしまうのである。

以上の記事にクレームがありました(H15.04.07)。
クレームメール全文は別ウインドウで開きます。ご覧ください。

 

補足: TVタックルのこと (H15.02.24)

2月3日のTVタックルでアメリカのイラク攻撃問題や北朝鮮問題について桝添要一氏や佐々淳行氏などとともに元社会党のU氏が出て議論したのを見ての感想である。

U氏の話し方を見ていると、自分では人からみればおかしいことをしてきたのだと知りながら、自分は正しいと思わせようと、人の意見を聞き互いに論じることを避けて自分の思いだけを、人に発言をさせないように機関銃のごとくわめいている。後ろめたいことをまともに論議しては立つ瀬がなくなる。追及されないためには、攻撃は最大の防御なりという印象だった。

社会党と言えば、拉致被害の家族から日本の政党だといいながら、北朝鮮の政党とおなじじゃないかと揶揄されるようなことをしてきたのである。U氏は北朝鮮の拉致のことについては間違っていた、謝る。しかしそのときは知らなかったのだからしようがないと言って、後は自分への追及を避けるため問題をそらして、自分の思いを一方的に言いまくる。人は当時社会党の指導的な立場にあったU氏が知らなかったではすまない、知ることをしなかったその政治的立場が変わらない人の発言の信頼性を問うているのである。

U氏はそのことは十分承知である。それを棚上げして、今を論ずる立場を確保したい。後ろめたさがあるから、その追求を避けるために人に発言させず論点をずらして攻撃的に一方的にまくしたてるのである。しかしそれが道化になっている。人はよく見ているのである。

本当に謝るというなら、その不明を恥じて引っ込んで沈黙を守り行動を控えるのが責任の取り方である。うわべ謝るだけで、何も変わっていない本人が偉そうにものを言う。まともでなかったと証明された人間がその真実を隠し通そうと振舞っている。多分TVタックルの企画者はその正体を見せるためにTVに引っ張り出したに違いない。


 
 Home   back