|
|
日本の韓国への輸出規制そしてホワイト国外し、これには米国が関与しているとの見方がある。あるメディアサイトの記事を見ていたらそういう記事に出会った。私がその記事から受けた感じでは、輸出規制の切っ掛けは韓国の半導体メーカーが日本から輸出されたフッ化水素を中国工場で使用していた件ということになっているが、それを問題視したのは最先端技術の生産基盤を中国から自国に取り戻したいアメリカである。アメリカは最先端技術を中国が盗用していることを問題視しているが、その流出元が半導体の生産工場だと見ているということのようである。
日本が輸出したモノを輸出相手国から他の国へ送ったかどうか追跡監視する日本の仕組みは十分ではない。だから日本が韓国を通じてシリアやイランに渡るモノがあっても追いかけることができないらしい。追跡する方法としてはもう一つあってモノの取引について回るカネの動きを追うことだが、それが出来るのは世界の中で唯一アメリカだということである。ということで韓国から中国へのモノの動き、韓国からの第三国へのモノの動きに関してアメリカからの情報提供と対処の要望があったとしか考えられないのではないかということらしい。
もしそうであれば、韓国はアメリカが関与している日本の輸出規制そしてホワイト国外しにGSOMIA破棄で応じ、アメリカにそれでは困るだろうからと日本への仲裁行動をさせようとしても、仕掛けたものにその解決を頼む可笑しなことをしていることになる。韓国は状況を見誤った可能性があるわけである。アメリカがGSOMIA破棄について日本に文句を言わず韓国に強く撤回を求めているのは、日本の輸出規制にアメリカの関与があるから、そして日本が輸出規制を見直さないのはアメリカの意志でもあるということかも知れない。
補足1: 韓国がGSOMIA破棄を凍結
2019.11.22
本日韓国が日本へのGSOMIA破棄の通告を凍結すると発表。文大統領が見栄を切って決定した破棄を撤回では見てくれ悪いから凍結したようである。そもそも破棄決定では韓国が防衛安保問題と通商問題の軽重差がある問題を区別して判断することが出来ないのではないかという疑念を抱かせるものだった。
世論調査で韓国国民は破棄賛成が50%以上という報道があったが、そもそも大統領や政府は国益のため必要なら世論を説得する努力をするのが務めだろうと思われる。しかしその出発点からしておかしかった。破棄したいからと世論を煽ってその世論をバックに破棄に突き進んだツケが今回の凍結劇のように見える。
補足2: 文大統領が国民との対話で国防費は日本より韓国の方が多いと
2019.11.23
文大統領は先日の対話集会で韓国防波堤論を展開し、韓国のおかげで日本が防衛努力を軽減されている。だから国防予算は韓国の方が日本より多くなっているのだというようなことを言ったようである。もう韓国は日本の防衛努力に軍事大国化しようとしているとチャチャを入れて来ることはないということかも知れない。日本はもっと国防に金を使い韓国を防波堤にするな、日本の軍事力は大したことはないと言うということは、いままでの軍事大国化という非難は日本を貶めておくための方便だったわけである。
. |
|
|
|