以前は日にちが経つと軽減されていった腰の痛みがなかなか消えなくなっていた昨年秋、「驚くほど腰がよくなる!たった10秒の腰トレ(滝澤幸一著・SB新書)」という本を見つけ購入した。その本で、腰痛(非特異的腰痛)の9割はお尻に原因があり、お尻をゆるめれば腰痛の9割は治るという筋膜リリースの勧めを見て、その説明のようにお尻の筋肉と筋膜の索状硬結(トリガーポイント)を圧迫することを試みたら、言う通り2週間ほどの間に痛みは軽減された。しかし効果は長続きしない。直ぐまた痛さが気になって来る。そしてそのたびにやって痛みを軽減していた。
|
トリガーポイント刺激用ボールとマッサージボール
・テニスボール状のものは黄色のボールで結構固い(一番使うもの)
・ボール二個連結タイプのものも結構固い(状況により尻部分に使用)
・大きいのはやや表面が硬くないマッサージボール(椅子に座ってももの裏側に当てて使用) |
そうはしていても自分の痛みは気になって、以来9割ではない痛みもあるのではないかと思って過ごしてきたわけである。それで鹿児島に行くと書店で何か参考になる本がないかといつも探したりしていたのだが、先日鹿児島に行ったとき書店で”原因不明の慢性痛をあきらめるな・もっとも新しい「痛み」の治し方(森本貴義・北川洋志共著・ワニブックス「PLUS」新書)”という本を見つけ購入した。この本では筋肉などの硬結のありなしにかかわらず痛みの引き金になる受容器の異常が起きているポイントすなわち痛みの発生源である過敏化した受容器トリガーポイント(R-TP)を刺激し正常に戻すことで痛みを治す方法を解説している。
私の場合は、腰痛だがこんな痛みに効果的というのに該当する症状としては、洗顔時などに前かがみになると腰が痛い場合(腰骨と肋骨の間を圧迫する)、お尻を突き出した姿勢で立つとラクになる場合(腰の付け根にあるくぼみの横を圧迫する)、椅子から立ち上がるときに腰が痛い場合(腰骨の前側の出っ張りの内側を圧迫する)である。指でやったり他のひととペアでやったりするのが難しい場合はセルフケアでするわけだが、ツールを使用するときはテニスボール様のものを利用することが例示されている。
先月から受容器トリガーポイントの圧迫もやるようになったのだが、痛みが軽減されたからと気を抜くとやはりまた腰が痛くなるようである。何らかのストレスを発生させる原因があるからそうなるのだと思われるが、私にはその原因が不明なので本に言う痛みを治すというのは痛みを軽減することだと読みかえて継続することが必要なようである。
(関連記事)
屋久島方丈記・偏見ご免のたわごと編:
No.482 高齢になって何となく不調や痛みに悩むこと多し (2018.10.01)
.