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  たわごと編: No.391  
  2017.03.06 学校設立そして伝統の基礎_初代校長の人物が重要  
 
  安倍首相の妻の昭恵さんが名誉校長になっていた愛国教育を標榜する私立・瑞穂の國記念小學院の用地取得疑惑が国会でも追及されている。 私は用地取得問題についてはなるようになって行くだけだろうからあまり関心がない。私は学校設立の理念が偏向していないかという方に関心がある。理事長あるいは校長という人物のインタビューをテレビで見た限りではその態度が私の想像する教育者イメージとはかけ離れた感じがしたからである。

そういう印象から私は以前書いて没にしていた記事を思い出した。多分2006年にあるテレビ番組でエリート養成学校設立の話題が取り上げられていたのを見て、そのあとに感想を書いたものである。以下その「エリート養成学校設立のこと」と題する記事である。2006年2月20日に書いたもののようである。

(以下、「エリート養成学校設立のこと」本文)

1月15日の報道2001というテレビ番組を見ていたら、愛知県に中高一貫のエリート養成の全寮制学校ができるとのことである。イギリスのパブリックスクールみたいな学校で次代のリーダーたる人材を輩出することを狙っているようである。

私はリーダーになる素養を持ったエリートを育成することに異存はなく、育成の最大目的はノブリスオブリージェの精神を植えつけることであると思っている。それが可能な学校を作り上げるにはそれこそちゃんとしたリーダーが必要である。学校づくりが成功するか否かは初代校長の選任にかかっているような気がする。ノブリスオブリージェの精神を体現し生徒および職員が私淑する人物が学校の伝統の基礎づくりをする期間初代校長についている必要がある。

会社ではその性格は社長により99%決まると何かで読んだことがある。その社長が次を委ねる人材を育成するわけだが、前向きな挑戦に対しては励まし、不正に対しては厳しさを持って対処し、追従を忌避しよく人を見ないと、ただ実務に長けただけのノブリスオブリージェに悖る人物を登用してしまうことになる。次を委ねる人物の育成が成功したか否かは会社のその後を見れば分かる。失敗したと見えればそれは次を選んだ先の社長もそれだけの人だったということである。

まずは先のリーダーの良し悪しが成果を決めるわけである。だから学校の校長選任の良し悪しは学校設立者の程度の良し悪しである。どういう人が校長に選任されるのか興味のあるところである。

と、ここまで言っては見たものの、天に唾するがごとき話であることは分かっている。言うことは、子を見れば親の良し悪しが分かるということと同じであるから、わが子がどの程度のものかと問われ、偉い人、立派な人の良し悪しを論ずる資格があるのかと言われればひるむ気持ちもないではない。しかし、歌をうまく歌えない人間でもあの歌手は上手いとか下手だとか言うこともあながち外れていないこともある。今度歌う歌手が誰か分かれば上手いか下手かあるはプロモーターの眼力も想像はつくかもしれない。そういう意味で興味があるのである。

(以上、「エリート養成学校設立のこと」本文)

補足: 
昭恵夫人お付きの政府職員の役目
2017.03.23
本日籠池理事長が小学校用地取得に係わる疑惑で国会証人として喚問され、あるとき昭恵夫人に電話し何事かを依頼したが、その返事を政府職員のお付きのひとが断りのFaxをしたことが取り上げられていた。昭恵夫人は海外出張中なので電話への対応をお付きのひとに回したということで、お付きのひとが財務省に確認し断ったということらしい。真偽はまだはっきりしないが、私の感じでは政府職員がお付きでついているのは、政府の危機管理上天然キャラの首相夫人の言動が政治的問題を起こさないよう監視・阻止するために政府の仕事として付けられていたのではないかと思っている。そして政府職員のFAXでの対応はその業務の一環ではなかったかという気がしている。


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