医者と散髪で家を出る以外ひとに会うこともなく日を過ごしていた中、二週間くらい前のある日の午後、なんとなく胃部に不快感を覚え始め夕刻には頭痛もして来た。翌日には胃部不快感が胸全体に広がってがムカムカし始め咳が出たりするようになり、その後喉が痛くなって腫れても来た。熱を計ったら37度くらいだったので、ただの風邪だからしばらく我慢して寝たりしていればそのうち治ると思っていたのだが、四日経って胸の中央辺りにムカムカの中心が移って断続的に痛むのが気になって医者に行ってしまった。大事ないということで麦門冬湯をもらって返って来た。その翌日には喉の腫れたところから血混じりのヌルッとしたものが出たら喉は楽になって来た。そのあと徐々に他の症状も楽になって一週間で治った。
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写真・左: 体温計
(右:高齢者向き体温計_メリーさんの羊のメロディー音は大きい、表示も大きい)(中:旧体温計_表示もシグナル音も小さい)、(左:耳穴式クイック体温計)
写真・右: 黒球式熱中症指数計
(危険域になったら警報音が出るよう設定して使用中) |
風邪引きの間寝たり起きたりしていたのだが、医者へ行ったころから夕方あるいは夜に比較的熱が出るのが気になって何回も体温を計ってみた。朝は比較的低く夜には1度くらい高くなったりしたのだが、それでも37度弱である。使っているのはむかし購入した電子式10分計である。体感ではかなり熱っぽさもあるのだが低いときの36度弱が平熱だとすれば37度でもそれなりに発熱していたのだと思われる。体感では寒気がするときもあるので体温計の表示温度が低めに出ているのではないかと気になってきた。またその体温計は検温終了シグナル音が小さいのでいつ終わったのか分からないことしばしばだった。そこで表示が実感と合わない感じもあると思ったのを機会に高齢者向きのシグナル音の大きい体温計を購入することにした。
新体温計は風邪が治ったあとで届いたのだが、新体温計と旧体温計を時間を置かず計り比べてみた。新・36.6度、旧・36.0度だったので0.6度の差がある。また新しもの好きの私は耳穴で測るクイック体温計も持っているのだが、購入当時出始めのものでもあり旧体温計より高く出るので旧体温計を信頼することにして私は使って来なかった。今回それでも計ってみたら新体温計と同じような体温を示した。体温計の検定は自分で出来ない。そこで二つの結果が合致する方がより正しいのではないかと思い新体温計を信頼することにした。
また、風邪を引いていた間の夜のこと、就寝したての時間には暑くもなく布団を被ってそのまま寝てしまったのだが、その夜中暑苦しく目が覚めたら頭痛が激しく喉は渇いて身体も熱くなっていた。これは熱中症になるかもしれないと温度計を見たら室温28度以上ある。水を飲みに行ってから寝室の戸は開け布団を剥いで寝転がってやり過ごした。東北や北海道は記録的高温とか言われていた日前後のことである。
夜間温度が高く湿度も高いと熱中症になる可能性がある。後期高齢者目前としては、高齢者が寝るとき布団を被って寝ている間に体温が上昇してもそれに鈍感になって熱中症になるというはなしも人ごとではないかもしれないという気がして、何か対策を講じてみたいという気になった。そして熱中症警報機を購入することにした。危険域になると大きな警報音が出て目が覚めるだろうと期待しているのだが、私が熱中症気味になった条件で警報がなるかどうかいまのところ分からない。
屋久島方丈記・日誌編:
No.357 熱中症警報機_危険警報発報 (2016.08.08)
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