My logbook : 屋久島方丈記 
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  たわごと編: No.235  
  2014.07.21 CVTの速度制御に馴染めない_ひとの感覚に対応しない  
 
  いままで乗っていた車(バン・AT車)が雨漏りがあって車検時整備工場に見てくれるよう頼んだが埒が明かず、そのうち右側前後フロアが一夜の大雨でマットの上までの水溜りになる様になってしまったので自分で原因になりそうな個所をコーキングしたりしたのだが、効果はいっときでそのうち再発し量は少なくなったが雨漏りはなくならなかった。そして雨の後毎回水分吸収クロスを絞るのもいい加減嫌になってついに車を買い替えてしまった。

今度の車は2年位前犬(ラブラドールレトリバー)が亡くなり犬を乗せることもなくなったのでコンパクトな乗用車にしたのだが、その変速機がいま流行りらしいCVTである。無段変速機ということだからアクセルペダルの操作に応答しスムーズに速度制御が出来るものと期待していたのだが、その期待は裏切られた。従来は速度に比例した情報がエンジン音と速度メータでギアシフト(ATでも感覚はある)とアクセルペダル操作で加減速していた。アクセルペダルはエンジン回転を加減するもので大体は車の負荷に応じて速度が加減できたわけである。今回は速度メーターしか加減速するための車情報がない上に操作できる唯一のアクセルペダルと速度の関係が曖昧な感じで、特に減速しようとしてアクセルペダルをゆるめても減速しなかったりで違和感が大きい。

アクセルペダルの操作と速度制御が対応しないのである。エンジンの回転がペダルの操作量と対応しなくても一向に構わないが、アクセルペダルの操作とスピードは感覚的に対応してくれないといつも操作に緊張しないといけない。MT車ではシフトしたギアでペダルを操作すれば負荷により応答に差はあっても大体は踏み込めばスピードが上がるし離せばスピードが下がる。AT車でもギアのシフトは自動だが大体ペダル操作に対応して加減速する。つまりアクセルペダル操作の意図に感覚的に対応する速度制御応答があるわけである。今回の車に限ってのことかもしれないが、このCVTはそういう対応が十分でないようである。

屋久島では私の感覚では平坦部より上り下りの方がが多い印象である。そして県道には速度制限が40km/h、50km/h、60km/hの区間がある。何台かつながって走行しているときなど車間距離がつまったり離れたりを繰り返すのだが、今回の車では特にその40km/h区間ではアクセルペダルで微調整加減速が私にはなかなか出来ない。何年も前に40km/h区間の始まりが下り坂の始まりと同じになっている場所があって、坂で重力で加速してしまい速度を調節する前に取り締まりにあって罰金をとられたことがあるが、その坂でアクセルペダルを離しても減速しようとする反応すら感じられない(ただし坂の相当手前からアクセルペダルを離して40km/h走行を続け坂に進入すればひどく増速はしない感じはある)。その他の区間でも頻繁にブレーキを使わなければ即応的速度調節がしにくいのである。ブレーキを使わずに減速をなるべく意図通りしようとするとスポーツボタンやシフトレバーの多用が必要である。

電子制御のCVTでアクセルペダルは加減速のためのペダルではなくなったような感じなのである。加減速するにあたってエンジン回転を変えるか変速比を変えるかは車まかせになっているのは良いとしても、スピードが自分の操作感覚とかけ離れてしまうのには違和感があり馴染めない。私に新製品への順応性が欠けているのかもしれないが、アクセルペダル操作で加減速が思い通りにならないのが不満でならないのである。
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