My logbook : 屋久島方丈記 
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  日誌編: No.230  
  2014.06.16  大雨の後地下から流れ出る水  
 
 
もう梅雨入りしたが、偏西風蛇行に寒冷渦で南の湿った空気が日本に流れ込んで各地に大雨をもたらしているようである。雨を降らす低気圧が日本に近づくのはまず九州南部それも屋久島あたりの緯度である。最近もそういう低気圧で屋久島のわが家近辺で1日の雨量200mmを超える大雨が降ったというニュースがあったが、その後東に移動して行く過程で各地でその低気圧による大雨で出水やがけ崩れなどの被害も出たようである。

側溝の継ぎ目から流れ出る水 道沿いの斜面から湧き出る水
(黄色のあたりから湧き出ている)

今回はその大雨があったあとの散歩で見かけた光景である。わが家のあたりではそんなに珍しくはないのだが、雨があったあと地下水位が上がるのか道路の側溝継ぎ目から水が流れ出てるのをよく見かける。大体側溝の山側の継ぎ目の途中から流れでていて場所はときが変わってもいつも同じである。道路の下30~40cmくらいのあたりに水路があるのだと思われる。

また側溝の山側が畑や林の縁の斜面では、その斜面の途中から水が湧いて流れ出ているところもある。今回の通り道では斜面の側溝の少し上のあたりから流れ出している。側溝上面から10~20cmくらいのところに水路がある感じである。雨が降ったあと何日も流れ出ているから上の方の地面に降った雨が滲み込んでその水路に集まっているようである。多分地下で枯れ川みたいになっていて雨のときだけ水を集め流れるということだと思われる。

屋久島の地形の特徴かと思われるが、わが家付近の斜面を切り崩した造成地の崖面や道路沿いの切り通しみたいに削った崖面を見ると岩がほとんどでその上に土が1mあるかないかでかぶさっているように見える。だから水は地面に滲み込んでも岩でそれ以上滲み込みにくくほとんどは地下の岩の地形に沿って流れているのではないかと思われる。畑でも雨が降ったあといつまでも湿った感じが残っているところは岩が盆地状になっていて水が抜けにくいのかも知れない。また雨が流れ出るような水路があるところは地下の岩の地形が谷になっているのかも知れない。
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