My logbook : 屋久島方丈記 
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  たわごと編: No.229  
  2014.06.09 医療保険をやめることにした  
 
  私は掛け捨ての医療保険に入っている。毎月5千円弱保険料が引き落とされる。ここ10数年のうち二回入院したが、一回目は10何年か前に前立腺肥大で前立腺の内視鏡での切除手術を受け2週間入院、何年か前に足の親指関節部のガングリオンの手術で1週間入院した。そのとき医療保険で入院給付金をもらった。一回目は8万円くらい、二回目は3万数千円だったと記憶している。

保険料は一年で6万円弱なので、給付金は一年の支払にちょっと毛が生えた程度である。一回目のときも二回目のときもあまり医療保険に入っている意味がなさそうな気がして医療保険のあり方に疑問を持ったには持ったがが何の行動も起こさなかった。なんとなくやめたら途端に大病になってそこでかなりの給付金が入ると助かるのではないかという気が抜けなかったのである。

屋久島に移住するにあたって保険を見直し掛け捨て医療保険にしてからもう20年くらい経ったから100万円以上保険料は支払っていることになるが、その見返りの給付金は1割くらいである。保険に入らないでいたら100万円貯めて給付金分を差し引いても90万円くらいは残っている勘定である。何年も前から医療保険は入っていて損な保険だという感じはいつも持っていたが、先のことは分からないという思いも捨てきれなかった。

私の場合、入院給付金は最大60日支払われる。最大30万円である。多分幾つもの異なった病気で何回も入院することは稀で同じ病気で再入院の可能性が高いとなれば一入院扱いだから、今後私が受け取れる入院給付金は最大でも30万円ということである。保険をいまやめるとして今後の経済性を考えるに、5~6年以内に60日以上入院することになれば保険料と給付金がとんとんになる計算である。脳梗塞にでもなって長期入院となればペイするのかも知れない。

別の視点から見てみる。それは得られる30万円が毎年6万円弱その価値が減るということである。年を追うごとに支払った保険料分を差し引いた24万円、18万円、12万円、6万円、0円となるわけである。最初の一年が経って24万円支払ってもらった場合、そこで保険をやめれば24万円の得だが、そのあとも保険に入っていて4~5年保険料を支払えば何の得もないわけである。保険とは生活保障手段のひとつだが、これではあまり意味がないわけである。ここに至って漠然と抱いていた医療保険をやめた場合の不安が消えた感じになったので、私はいままでやめるのをためらっていた掛け捨ての医療保険を解約しようと決めたのである。
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