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昨日散歩中に会った犬を撫でようとして手を噛まれた。この犬は近所の家では愛犬だと言って飼っている犬だが散歩で会う人たちの間では噛むから要注意と言われている犬である。その犬と散歩で会うと飼い主とはなししたりする交流は主に妻がするので、私は連れている犬をうわさを気にせず撫でていたのだが、大分前に一回この犬に私は噛まれている。そのときは手に軽く歯型がついて赤くなったが翌日には気にならなくなった。その一回目の噛まれたそのとき飼い主がこの犬はよく噛みつくんですよねと言うだけで、噛んだときすぐ叱りダメだということをしつけない。犬はその場で叱らずあとで叱っても何のことだかわからないから、悪さをしたらその場で叱ってしつけなければいけないというのが私の知識である。
そこでTVドラマのトクボウでいう防犯・矯正執行みたいな気分で、私はその場で飼い主のリードを取って犬に首輪でショックを与え後ろからマウンティングしたりしてみたら、力を抜いて座ったままおとなしくなった。その後何回か散歩中に会うときには、矯正執行の効果が出ているか確認するためにその犬を撫でるのだがおとなしく撫でさせていた。ところが一週間くらい前その犬が私と同年輩かと思われる男性を噛んだが、飼い主はごめんなさいねと言って行ってしまったというはなしが出回っているのを耳にした。そんな飼い主の行動では、噛んでもなんでもないよというメッセージを犬に送っているのと同じである。それで私の矯正執行の効果がどんどん減衰してきたのかもしれないとちょっと気になってはいたのである。
そして今回である。まだ矯正執行の効果があるかどうかと撫でようとしたら私の油断も有ってか噛まれてしまった。そこでも飼い主はその場でその犬を叱りしつける様子もなかった。それならと私はリードを取りしつけてやると言って首輪でショックを与えたりマウンティングに近いことをやったりしたが今回はなかなかおとなしくならない。かなりの時間矯正執行を続けていたらやっと力を抜いて座りおとなしくなった。そこで飼い主にリードを返したのだが、飼い主は血が出てますよ、狂犬病の注射はしてありますと言って行ってしまった。私は本当は飼い主に矯正執行してその認識の甘さを自覚して欲しかったのだが、それは通じなかったようである。
家に帰って、ネットで犬に噛まれるなどで検索した記事を見ていたら、そのなかに噛まないようにしつけるのが肝要だが、もし自分の犬が他人を噛む噛みつき事故が発生したらまず相手を医者に連れて行く、また保健所に連絡するというような心得が出ていた。自動車事故ならまず救急車、そして警察に連絡と似ているのである。いまは狂犬病の予防注射で日本は狂犬病清浄地だが破傷風その他の危険はあるのだそうである。飼い主は、自分の犬が噛みつく場合は殺人凶器を持っていると同じという自覚が必要である。銃刀法の対象と同じで、使用・保管などの管理や暴発しないよう手入れすると同じような義務があると思うわけである。その自覚を呼び起こそうと私は犬に当てつけて飼い主に矯正執行したつもりなのだが、その効果は如何というところである。
ところで犬に噛まれた傷のことだが、噛まれてから家に帰って水洗いし消毒したのだが、2日経っても皮がむしれて血の出たところは地腫れしてやや痛い。歯の先が当たって少し傷がついて赤くなったところは腫れはなくなったが押すとまだ痛みがある。ネットで見た獣医師の記事によれば、一般的に傷は結構長い間グズグズし人の側の体質にもよるが場合によれば1ヶ月ぐらい痛む場合もあるということであるが、気になって病院に行った。診察してくれた医師からは、犬に噛まれたらまず破傷風を心配するのだが、噛まれて8時間以上経過ではワクチン注射も効かないということで、様子を見て筋肉のこわばりが出たり呼吸しづらくなった場合にすぐ来るようにと言われた。そして腫れと痛みの原因の化膿を止めるためということで抗生剤を処方されたのだが、破傷風の方が気になる。傷の具合ではその心配はなさそうなのだが、最大2ヶ月位ビクビクしなければいけないかも。また二人の男が血を流したのだからと思い、自主的に保健所に届けるようそれとなく飼い主に伝えたのだがどうなっているかも気になる。
補足1: 抗生剤の副作用か
2014.06.19
犬に噛まれ傷の化膿止めに処方された抗生剤を服用して3日目、左咽頭部が痛くなってきた。6日目の朝ペッとツバを吐いたら汚れた血が出た。痛み個所は腫れが潰れたのか痛みが減った。これは薬の副作用かもしれないと病院に電話して服用を中止した。薬服用開始から8日目の夜から胃液が上がってくるような感じで口中が苦くなり水月の上あたりがつっかえる感じがし痛みも出てきた。これは小康状態にある逆流性食道炎がひどくなったかとパリエットを服用再開したのだが3日飲んでも効く気配がない。12日目には発熱もしてきたので、かかりつけ医を受診した。レントゲン検査異常なし、CRPも0.1で肺炎ではない。薬の副作用によるものだろうということだったが、首のこりがひどいので念のため破傷風対策でトキソイドを注射してくれた。総合病院の外科ではトキソイドというはなしは一切なかったのが気になる。
補足2: 件の犬が亡くなったよう_私が噛まれてその犬を殴った理由
2024.01.09
本文にある近所の飼い主が愛犬と言っている犬が亡くなったようである。私は散歩中撫でようとして噛まれたことがある。そのとき飼い主が私に言ったのは血が出てますよという言葉だった。私はそれを聞いたあと犬を殴ったのだが、噛まれたことに怒って殴ったわけではない。飼い主の犬のしつけあるいは噛んでも犬を叱らない態度に腹を立ててのことだが、飼い主を殴るわけにもいかずその代わりに犬を殴ってしまったわけである。犬を飼うなら漫然と飼うのではなく、それなりの覚悟あるいは責任を持って為すべきことを勉強して飼ってもらいたいわけである。
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