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  日誌編: No.224  
  2014.05.12  スズメバチの出始め_2014  
 
 
今年は雨も多く暖かくなるのが遅いような感じがしていたが、過去の実績では3月中頃にスズメバチがトラップに掛かリ初めていることが多いので、3月13日にスズメバチトラップを仕掛け始めた。スズメバチが出始めるのは平均気温18℃を超えてからというはなしだが、今年は4月8日(朝14℃、昼22℃)にオオスズメバチが1頭初めて掛かった。

4月10日にはコガタスズメバチが1頭初めて掛かった。4月16日にはキイロスズメバチが初めて1頭掛かった。日は違うがスズメバチ以外にはアシナガバチもかかり始めた。あと掛るとすればヒメスズメバチだが過去の実績では5月も半ば過ぎくらいから掛かり始める。今年も4月には掛かっていない。

今年初めて掛かったスズメバチ
(大体同じスケールにした写真)

写真・上: キイロスズメバチ
       (体長約3㎝)

写真・中: コガタスズメバチ
       (体長約3㎝)

写真・下: オオスズメバチ
       (体長約5㎝)

4月の捕獲数は、オオスズメバチ12頭、コガタスズメバチ14頭、キイロスズメバチ2頭の計28頭だった。4月としてはトラップを仕掛け始めた最初の年の翌年(2010)が相当多いがその後の年はそれより大分少なく推移している。計28頭はその少なくなった年の中では大した差ではないが最も多い。気候のせいで3月に出回る分が流れ込んでいるのかも知れない。

トラップを仕掛け始めた最初の年(2009)は仕掛け始めの日が6月と遅かったせいか、その前年からの越冬女王バチ捕獲のしそこないが多かったと思われる。それで営巣数も減らず翌年(2010)に越冬する女王バチの数を減らす効果が薄くなって翌年(2010)は出回るスズメバチの数が減らず捕獲数も多くなった。翌々年(2011)からは出回る数がその前年の捕獲で減る効果が出て捕獲数も少なめに推移しているのではないかと思われる。その少なめになっている状況の中で今年の4月は比較的多めに掛かったということである。

補足: ヒメスズメバチの出始め
2014.05.23
本日ヒメスズメバチ1頭、今年初めて掛かった。

 ヒメスズメバチ
  (体長約3㎝)
  (腹部末端が黒い)


(関連記事)
屋久島方丈記・日誌編:
  No.203  スズメバチ_2013のまとめ  (2014.01.13)

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