My logbook : 屋久島方丈記 
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  日誌編  ・ 偏見ご免のたわごと編  
  日誌編: No.222  
  2014.04.28  アコウの木_葉が生え変わる  
 
 
わが家の敷地の縁から2mくらいの隣接地の段差に大きな岩があって海側が低くなっている。その岩の縁にへばりつくようにアコウの木が生えている。もうすぐ移住して20年になるので、引っ越して来た当初よりかなり大きくなっているはずだが初めから大きくランドマークになっていた木のような印象がある。アコウの木は絞め殺しの木と言われ親木に取り付きがんじがらめに巻きついて成長し巻きつかれた親木はやがて死滅するということだが、ここの木は何かに巻き付いたような定かな形跡は見当たらない。そして半身は地面に立ち、半身は岩の片側に張り付いている感じで大げさに巻き付いていない。

アコウの木はクワ科イチジク属の樹木だそうだが、年に何回か落葉する。そのとき一気に近い感じで葉っぱを落としすぐ新芽を出すのだが、ここの木を見てきた感じでは年二回落葉しているように思える。新芽の出るときは初め白くつぼみみたいに見えるが、これは新芽のカバー・苞で中から葉が出て来たらすぐ落ちる。はらはらと白い大きな花びらが散るように見えたりする。

03/29 落葉し終わったみたい 04/02 葉芽が出始めている
04/12 葉が出始めている 04/13 葉が大きくなり始めている
04/17 葉が出揃いつつある 04/18 落葉前のように葉がでそろった

落葉してすぐ新芽が出て来てから葉がもとのように繁るまでには半月以上かかる。その頃はまだ柔らかそうに見える若葉の色だがそのうち濃い緑の堅めの葉になる。アコウの木にはイチジクを小さくしたような実が枝に列をなすようになる。それを食いにサルがやって来る。わが家の庭の縁を通り道にして庭木からアコウの木に飛び移ったり木の根元から上って行って実を食うのが見られる。何年か前に家に寄り付かないようにしようとパチンコで樹上のサルを脅したら、その仕返しかその後毎年タンカンの実が実るころサルに食われるようになってしまった。
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