My logbook : 屋久島方丈記 
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  日誌編: No.215  
  2014.03.17  車の雨漏り修理  
 
 
わが家の自動車は購入してから11年ちょっと経過したバンである。昨年つまり10年経過したあとの梅雨どきのある日の朝、ゴミを積んで捨てに行こうと後部ドアを開けたら、後部荷台にこぼしたような感じで溜まっている水を見つけた。買い物をして置いた何かが水分を含んでいいたのかもしれないとそのときは拭きとったのだが、そのあとも強い雨が降ると水が溜まっていることが続いたので、これは雨漏りだろうということで原因個所を探した。ボディパネルの重ね合わせ部分がサビによるのか少し膨らんでいるところがあった。雨水が流れる上流側パネルが上に重なっておらず逆だからサビで浮き上がった穴から雨水が入ったと判断して継ぎ目を家の補修用に持っていたポリコークでコーキングした。そうしたらリアドア付近の雨漏りはなくなった。

(写真・左: リアドア開口部パネルのコーキング)
(写真・右: 雨漏りの水を吸い取った後のリアフロア>左、フロントフロア>右)


昨年秋のある日、夜中かなり強い雨が降った翌朝、ゴミ捨てに行こうとして今度はフロントウィンドウシールドの運転席側が曇っているのを見つけた。何でだろうと原因を探してひょっとフロアマットの下を見たらビショビショである。これは雨漏りに違いないと水を布で吸い取り様子を見ることにした。そのあとの雨の日のフロアぞいてみてもすぐには水が漏れている気配はなかったが、何回かのぞいているうちにフロントピラー付け根のカバーの横から水が流れたようなスジ・痕を見つけた。最初に気づいたときウィンドウシールドが曇っていたのは夜中に雨が止んでそのあと溜まった水が蒸発したためと思われる。

当面はピラー付け根カバーとフロアの間に布を挟み込んで様子を見ることにし、昨年12月に車検に出したとき雨漏りを見てくれるよう頼んだのだが、よく分からなかったということだった。そのまま布を挟み込み含んだ水を絞ることを強雨のあとは繰り返していたのだが、だんだん様子がひどくなってフロアマットまでビショビショになりマットを外に出すと水が垂れて流れるくらいになってしまった。よく見るとこちらの方がメインかもしれない感じだが成形フロアカバーとフロアパネルの間にも水が漏れてカバーからも滲み出していてそれが後部フロアまで続いている。初めに雨漏りに気づいたのはフロントピラー付け根部分なのでその上方で漏れていると踏んで、どこか隠れたパネルの継ぎ目からでも漏るのか、あるいはドアとピラーの間の電動ドアガラス用などの配線のシールがよくないのかと覗いてみるのだがよくわからない。最近散歩のときに会った車修理に詳しい人に聞いてみたら、フロントピラー付近の雨漏りはウェザーストリップのシール切れで発生することが多いとのことである。

(写真・左: ドア開口部モールを伝わってフロアに水が垂れていた個所)
(写真・右: ウィンドシールド右側ピラーカバー部から垂れる水_モール取り外し状態)


そこで水漏れしていそうなピラー下部のカバーを外し、ウィンドシールドとピラー境目あたりを下から順次位置をずらして水をかけながら室内で観察した。ピラー周りでは水漏れは発生しなかった。その後も位置をずらしルーフにまで水をかけながら観察していたら、ピラー付け根辺りのパネルの合わせ目のひとつから水がタラタラ垂れてくるのを発見した。そこへ水が出てくる経路を探したらボディのドア開口部パネルエッジのモールから垂れてきていた。モールを外してみるとウィンドシールド横のピラーカバーから水が垂れてきているのがわかった。ウィンドシールドの上縁から雨漏りして成形ルーフの縁を伝いピラーカバーに流れて来ている痕跡があった。

ウィンドシールドガラスは接着だと思われるがボディとガラス間の接着が劣化しシールが切れたものと思われる。ウィンドシールドの周囲に見える黒枠は溝隠しのプラスチック製モールと思われる(あるいはこれをウェザーストリップというのかも知れない)。これは日光を直接浴びるから接着より早く劣化するはずだからそもそもシールは期待されていないのかもしれないが、外部からあまり大げさな作業をせず雨漏れ対策するとなれば、モールとルーフ、モールとガラスの境目をコーキングするしかないと考え、合わせてパネル溶接・充填剤でシールされていると思われるルーフレール部もコーキングすることにした。

(写真・左: ガラス上縁と右縁およびルーフコーキング後>上、ガラス上縁拡大>下)
(写真・右: ピラー下部雨水ガイド用V字テープ)


金物屋で船舶や自動車などにも使えるというコーキング剤を買ってきてモールとパネルおよびガラスの隙間に見てくれは汚くなったが一応充填した。またコーキングが一部機能しない場合も考えて、もしドア開口部モールを伝わって雨水が漏れてきたときにその水をシルへとガイドする手製V字テープをピラーカバー内部のパネルに貼り付けた。翌日水を掛けてみたところでは室内に漏れは発生しないようである。最終確認は日を待ってほぼ半日の強雨のあとにしたのだが、漏れ発生なしでコーキングなどの効果はあったようである。これで車買い替えまで保ってくれることを期待しているところである。
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