My logbook : 屋久島方丈記 
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  たわごと編: No.210  
  2014.02.24 長年の股間と下肢の痒みから開放される  
 
  股間の痒みが気になり始めたのは50歳代半ば過ぎてからである。股間とは玉の袋のすぐ後ろくらいのところである。私の感じでは前立腺肥大で薬を服用し始めたころからそれがひどくなった。それまでは気候が暖かくなると痒くなることはあったがそんなに意識する程ではなかった。痒みが気になるようになってからは無意識に掻いたりして掻きすぎ血がにじむようなこともよくあった。そのうちTVで夏になれば痒くなる、股間の痒みにデリケア・エムズというCMを見かけるようになり、それを買って塗ってみた。

しかし塗ったあとしばらくは痒みがなくなるのだが、またすぐ痒くなる。続けても症状が改善されずいっときの痒み止め効果しか得られない感じである。そこで今は亡き父が当時おしめをしていて痒みを訴えたとき薬局に薦められて使った市販の痒み止めの軟膏を思い出して、それを買ってきて塗った。これは前のものより効き目は少し長い感じだったが続けても改善されなかった。両者とも塗っては効き目がなくなると掻くようになる。そしてまた塗る。それを繰り返していたら、ときに痒みの中心部分に掻き傷が出来たりしてそれが治るとまた塗る。そのうちその中心部分が固くなって、痒くなると掻いているうちにそこが割れるように傷が出来るようになった。

これはまずいと薬を塗ることをやめ、傷が消えて皮膚ももとのように柔らかくなるまでかなりの期間、掻かないように意識して我慢した。そして恥ずかしながらと医者に行って見て貰った。皮膚が炎症を起こしているということでステロイド系の軟膏を処方された。赤ん坊用らしいキンダベートという相当弱そうな軟膏である。これを一日2回塗れということでそれを一週間くらい続けたら痒みが出にくくなった。股間に汗をかくくらい動いたりするとき以外ははじめ一週間位すると痒くなって来たりしたのでまた塗っていたのだが、塗る間隔はだんだん長くなってきて今はたまに痒いなと思うときに1回塗るだけで済むくらいに改善され、十数年悩んだ痒みからほぼ開放された。

次は下肢の発疹とかゆみのことである。乾燥し気温も下がってくる気候になって来ると下肢の発疹と痒みに毎年のように悩まされてきた。皮膚がカサカサ・ボツボツした感じのところを無意識にあるいは意識して痒いから掻くのだが、よく掻き傷になって血がにじむことが多かった。痒み対策としてずっと私は市販のカサつく肌の痒みを止めるというクリームを塗って来たが、これは塗ったその日の気休めの痒み止めでしかなかった。私はこういう症状は季節になれば避けられないものだと思って長年過ごして来た。昨年股間の痒みも改善されたのだから何か下肢のかゆみについても改善できるすべがあるのではないかと考えてみた。

そこでこれも医者に行って見てもらった。これについては通常のステロイド系の軟膏を処方された。それを塗るとそのとき痒みは消えるのだが、また数日でぶり返したり場所を変えて発疹・痒みが出たりと症状は改善されなかった。そこで私はカサつく肌云々の痒み止めクリームのキャッチコピーにヒントを得て、まずカサつかない肌にしてみようと思い立った。その方法は風呂に入ったときボディシャンプーあるいはソープで下肢を洗わないということである。

そしてこれを続けていたら、発疹も痒みもほとんど出なくなった。心なしか下肢の肌もすべすべしてきた感じである。多分皮脂を洗い流すのが痒みなどの原因だったのではなかろうかと思われる。下肢の肌は汗をかいたとき顔を水で洗うだけのように、湯船から上がったら手のひらと指で擦るだけ、それで汚れや垢はそれなりに落ちているのではないかと思われる。いまはたまにちょっと痒みを感じるときもあるがクリームを少し塗れば治る。これで長年悩んだ下肢の痒みから開放された。
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