My logbook : 屋久島方丈記 
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  日誌編: No.207  
  2014.02.03  プリンターノズル詰まり_洗浄も虚しく  
 
 
わが家ではときどき写真や文書を印刷するだけなのでプリンターを使うときかなりの頻度でノズル詰まりに遭遇する。大抵は数回のユーティリティ・ヘッドクリーニングで直るのだが、昨年のあるときそのヘッドクリーニングを何回繰り返しても回復しなくなった。

わが家のプリンターはインクジェット式である。このときのプリンターはその方式の3台目である。1台目はインクジェットの出始めのものでクリーニングの機能があったかどうかも定かでないが、ときどき使ってインクを2回くらい交換した後きれいに印刷できなくなった。そしてさらに新インクに交換しても直らないので、新しいプリンターに買い替えた。それにはノズルクリーニング機能があってノズル詰まりで使えなくなることはなかった。しかしインクが染料タイプなので印刷物が水分で滲んでしまうことが不満で3台目の顔料タイプのインクジェットプリンターに買い替えた。

今回はその3台目についてのはなしである。今までにユーティリティ・ヘッドクリーニングをしていてインク吸収パッド交換のアラームが出てメーカーに送って修理したこともある。それだけノズル詰まりが多発していたものである。そこで修理のあとは半月に一度ネットからダウンロードした印刷テスト用データと写真を印刷していたのだが、それにもかかわらずヘッドクリーニングを何回繰り返しても回復しなくなったのである。そして修理料金を考えると新品に交換しても変わらないようなので、ダメで元々とネットで見たヘッド洗浄を試みることにし、そのプリンターに使える洗浄キットを購入した。

プリンターヘッド洗浄の様子

以下、その洗浄の仕方である。まずヘッドを取り外すのだが、インク交換ボタンを押しインクカートリッジを取り出せる位置に止めて電源プラグを抜く。そこでインクカートリッジをすべて外す。つぎにインクカバーを外す。ヘッドに繋がるフラットケーブルカバーも外す。次にヘッド固定ネジを外しヘッドを抜き出してフラットケーブルを外す。これで一体のヘッドユニットが取り出せた。ヘッド面を見ると幾筋ものインクがタール化したようなものがこびりついている。

次に洗浄である。置いてもヘッド面が底に当たらない大きさの容器にヘッドが浸るように洗浄液を入れて数時間浸す。液はインクが溶け出しているのか見る見る変色していくがこびりつきはなかなかなくならない。ヘッドを浸して大分時間が経ってからカートリッジを差し込む部分に何回か付属の注射器で液を注入する。液を交換しながら何回か繰り返す。その後ヘッドのこびりつきが取れたのを確認して容器から取り出し液を乾燥させる。

以上で洗浄終了なので復旧する。ヘッドが乾燥したら取り外しの逆順で取り付インクカートリッジをセットして電源を入れる。2・3回ユーティリティのヘッドクリーニングをしてからノズルチェックパターンを印刷してみる。パターンは相当きれいに出るがまだ欠けているので、ヘッドクリーニングとパターン印刷を何回かしてみるが改善されない。そこでもう1回ヘッド洗浄をしてみたのだが、完璧には直らなかった。

インクジェットプリンターは、ノズル詰まりが欠点である。なんとかして欲しいものである。安価で手軽に利用でき、私のようなたまに印刷するような使用条件でも本質的に使用不能にならないプリンターの出現を望んでいる。今は買い替えたインクジェットプリンターを週に一度テスト印刷しているが、それでもノズルクリーニングしなければならないときがある。製品コンセプトに疑問を持たざるを得ない。
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