My logbook : 屋久島方丈記 
Home > backnumber目次 > 記事
  日誌編  ・ 偏見ご免のたわごと編  
  日誌編: No.183  
  2013.09.02  青い大きな実がついた木  
 
 
昨年多分夏ころ、私たち夫婦が散歩するあるコースの途中の道脇にある木に大きな青い実についているのに気づいた。青信号の青は緑色と言うのと同じで、青い実はいわゆる色の表現で実際は緑色の実ことである。自分の背丈の3倍くらいの高さはあろうかという木だが、何という名の木か知らなかった。他の散歩コースではそんなに背は高くないが似た掌状の葉の木を見かけ観葉植物みたいだねと言って通り過ぎたりしていたのだが、散歩で通る範囲の道沿いの林に同じ木は見当たらないようである。大きな青い実のつく道脇の木は自然に生えているものではないようである。

この8月末ころ、そのある散歩コースを通って昨年大きな青い実のついていた木を見たら今年も同じような実がついていた。今回は近くに小学生らしき子どもが数人いたので、実がなっているし普通の雑木とは違いわざわざ植えてある気がしてあそこにある木は何と言うのかと聞いてみた。そのうちの二人が木のそばまで行って見てから分からないという返事だった。そして一人が実のついた枝を折って渡してくれた。そのあと、道で会うひと何人かに枝を見せてこれは何の木の実かと聞いてみたが知っているひとはいなかった。

道脇のパキラの木になっている大きな実 掌状の葉と全長10cm余の実のついた
パキラの枝

家に帰ってからネットで掌状葉と大きな実で検索して出た写真一覧を見ていたら、なかに似たような葉のものがあってタイトルにパキラとあった。そこでパキラを検索したら大きな実のついた写真が出てきた。またパキラの説明もあって観葉植物で馴染みのもので枝を編んだような樹形にしたものもあるとあった。そう言われるとそういう樹形の鉢植え観葉植物を見たことがある。大きく育つと花が咲き実がなるとあるが、いままで観葉植物の置いてある場所で実のついたパキラは見たことはなかったので、道脇の大きな木と観葉植物・パキラが全然結びつかなかったわけである。

パキラの種類は20くらいあるらしいが、観葉植物として出回っているのはグラブラ種とアクアティカ種の2種が多いそうである。アクアティカ種は水辺で育つパキラでカイエンナットとも言われ以前は実が食用ナッツとして食べられていたが、有毒な成分が含まれていることが分かって今は食べられていない。グラブラ種の実は以前から食用にされていないそうである。この2種類の見分け方が分からないので、道脇の木がどちらなのかは分からない。またネットの記事に花はフトモモに似た白い花で、前日はまだ蕾だったのが翌朝には咲いている(多分夜明け前に咲いたと思われる)が、それが昼までには萎れてしまうとあった。私たち夫婦の散歩はほとんどが午後なので、花の咲いているのに遭遇することはなかったようである。
.   
 
 
back
「My logbook : 屋久島方丈記」は、「 My logbook : 屋久島生活の断片」の
日誌編 と 偏見ご免のたわごと編 の 継続版です。
My logbook : 屋久島生活の断片」の ご案内
日誌編 と 偏見ご免のたわごと編 (2010.05.31までの記事)
屋久島釣り場案内
妻関連の「SpinCom」と「SpinCom Gallery」