My logbook : 屋久島方丈記 
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  日誌編  ・ 偏見ご免のたわごと編  
  日誌編: No.177  
  2013.07.22  夜中から翌日いっぱいヘリの轟音  
 
 
7月7日夜時間は定かではないが多分9時か10時あたりかと思うが、集落の放送があった。当平内集落住民の男性が海に行って帰ってこないので、捜索を行うので消防団員と参加できる有志は明日6時生活館(集落事務所)に集まって欲しいという内容だった。それと同時くらいにわが家の海側でヘリコプターの音が激しくなった。庭に出てみると磯の上空、多分50mくらいにヘリコプターがホバリングしていてサーチライトで下を照らしている。その後止まったりゆっくりと移動したりして捜索していたようで相当長い時間わが家から見えていた。

夜ホバリングしてサーチライトで捜索の
ヘリコプターの光
翌朝の前夜と同位置でホバリングのヘリ
・・多分前夜はこんなふうだったと思われる

翌8日ネットでニュースを見たら、行方不明の男性は友人に午後から海に行くと話していたそうで平内集落の海岸でそのひとの軽自動車が見つかったそうである。その近くにシュノーケルや水中眼鏡があり、岩の上にはその男性の携帯電話やタバコが置かれていたことから、鹿児島海上保安部や警察では海に入って行方不明になったおそれもあるとして昨夜から捜索を行っているということである。釣具について何も言っていないから、磯物採りに行って海に転落したか何かの事態が発生し海から上がれなくなって潮に流されてしまったのかもしれない。

わが家前方の磯近くを捜索している
巡視艇らしき船
翌朝、わが家前方海岸上方を
飛ぶ捜索ヘリコプター

8日朝、海の方を見ると巡視艇らしき船が動いているかどうかじっくり見ないと分からないくらいゆっくりと移動しながら海岸沿いの海を捜索しているようである。そのうちヘリコプターも来て昨日夜捜索していたであろうあたりをまた入念に捜索しているようである。この日は朝から夕方まで潮の流れの関係か多分いなくなった場所からわが家の東側の方の岬の間を、3機くらいのヘリコプターが交代で捜索していたようである。聞くところによれば、ダイバーも出動したし漁船もかなり出ていたようである。また磯伝いに陸上からの捜索も行われて、生活館では参加者への炊き出しに大変だったようである。

私の知る範囲での海での事故みたいなことはこれで3件目である。一件は大分前のことだが私も知っているひとで、船の試運転をしに海に出て転落したのか船は見つかったがひとは行方不明になって見つからなかったという記憶がある。もう一件は何年か前で入水だったらしいということで記憶に残っているが行方不明になってだいぶ経ってから東の方の尾之間近辺の海で見つかったということである。そして今回が3件目だが、捜索が打ち切られてからあとまだ見つかったということは聞いていない。ニュースでは磯で行方不明になってもそばの海底に沈んでいるのが発見されたというのをよく聞くのだが当地では潮に流されてしまうのか見つかりにくいようである。

補足: 今度は屋久島北東部で貝採りでの行方不明者遺体で発見
2013.07.22 
20日正午過ぎに貝採りに出かけたまま行方不明になっていた宮之浦の68歳の男性の捜索が20日夜から巡視船やヘリなどで行われていたが、21日未明そのひとのバイクが見つかった楠川港の沖合い100メートルの場所で遺体で発見されたということである。
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