My logbook : 屋久島方丈記 
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  日誌編  ・ 偏見ご免のたわごと編  
  日誌編: No.166  
  2013.05.13  散歩で見かけたちょっとした木の光景  
 
 
散歩していて目について面白いと思った木についてのことである。私だけが面白がっているのかもしれないが、写真で紹介する。

まずは、電線に木の枝が食い込んでいる写真である。これは電力や電話やケーブルTVの電線に木の枝が当たるので枝の整理をしたあとである。枝が電線にかかるようになったらその都度あるいは定期的に枝切りをすればよいと思うのだが、かなり長い間放置したままで、これはまずいということになってやっとやったように見える。枝に当たっていた電線を枝が成長して包み込んでしまったので、電線を傷つけないようにするためにその部分を残してしまったというもののようである。この写真自体は面白写真だが、これは計画的メンテナンス業務がなされていない証拠でもある。当該作業を管理している部署は証拠の枝を見るたびにまずいなと思っているのではないかと思われる。

電線に食い込む木の枝 腕を腰に当てた格好の木 シダの生えたイノシシみたい

次は太い木の根元から生えている枝あるいは二股の細い方の幹と思われるのが上の方で太い幹に合体しているものである。腕を腰に当てた格好に見えて面白いなと思ってどうなっているかそばに行ってみたのだが、合体しているところは上も下も大きな木の一部として生えているように見えるのである。よく見かけるのは当たってそのまま大きな幹の方に包まれているものだが、そういう感じには見えない。多分上の方が挿し木でもしたように幹に刺さってそのまま成長したのでないと枝が出ているように見えないのではないかと思えたが、事実は分からない。なぜ面白いと思ったかと考えていたら、格好が教科書か何かに出ていたハニワの写真に似ているからだということに思い至った。

もう一つは、道端の木の枝切りしたあとに新芽が出てきたときの様子である。枝切りは何年か前にやられたようで、切った面が少し朽ちているところもあってそこがブタの鼻のように見えるところがある。鼻が付いている太い幹部分が頭部ということになる。そこに新芽が伸びている。私はそれを見てもののけ姫に出てくるヒトツバを身体に付けたイノシシの頭部を連想したのである。イノシシよりはブタに似た感じがあるが、シダを身体に生やしているように見えるブタみたいなものだから、もののけ姫のイノシシだと面白がって写真を撮った。

今回一つは証拠写真みたいなものだが、あとの二つの写真はたわいのないものである。自分が面白いと感じただけなのだが、こういうたわいもない景色に惹きつけられたり見聞きしたものごとに想像力を働かせたりしておしゃべりしながら私たち夫婦はふたりでほぼ毎日散歩しているわけである。
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