My logbook : 屋久島方丈記 
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  たわごと編: No.158  
  2013.04.11 瀬戸際外交の裏読み  
 
  ミステリー好きの私の面白半分遊びの裏読みである。今回の結果が出る前だから面白がって言ってみる訳である。

北朝鮮の内実は緊張状態を演出し引き締めていなければならないほどにかなり経済的に困難な状況にあるとよく言われている。金正恩体制になってそれが最高潮に達しており、原爆や長距離ミサイルの実験でアメリカと話し合いの場を持ち制裁を受けない核保有国家として国際社会に認知されることでその難局打開を目指していると見られている。

北朝鮮は緊張事態をつくりだしては話し合いで多分予定範囲の譲歩で他国の援助を引き出すことを繰り返しをしてきた。ところが今回は停戦協定破棄すると宣言しアメリカ攻撃の準備も整ったと言ってアメリカとの交渉を催促している。最期の最後段階に踏み込んだように見える。アメリカはその誘いには乗らないと思われる。そして北朝鮮も動けない。中国が出張ってなんとかする方向になっていくと思われる。

ところが、金正恩が本当に最高指導者でその強硬な態度を崩さないとき、あるいは中国が出張らず振り上げた拳が下ろせなくなったとき、北朝鮮はどうなるのかということである。表には金正恩を立てながら北朝鮮を裏で仕切っている勢力がクーデターが起こし金正恩を粛清して、新体制を立ち上げることになる可能性があると思われる。明智光秀段階で終わるか秀吉段階まで行くか知らないが、家族や親戚一族を危険にさらしてそういうことをする人間はいないからその可能性はないというのが大方の見方ではある。

もしあるとすれば、今の動きは北朝鮮生き残りを掛ける勢力がわざとクーデター已む無しだったと言える状況を作るため金正恩を扇動しているのかも知れない。以上のクーデターとそれが起こる経緯についてのはなしを私は面白半分遊びの裏読みと言っているわけである。本当にアメリカと戦争をすればどんなことになるか。イラクを見て金正日が戦慄したというはなしもある。北朝鮮は戦争したくないのだからそういう最後の手段を残しているはずで、その一つの手段かもしれないという思いつきである。

中国が出張って収めるかクーデターか、いずれにせよ朝鮮半島への中国の影響力は今より強くなる。韓国が中国寄りになりつつあることも含めその後の朝鮮半島情勢がどうなるかアメリカは予想しているかもしれない。そして日本の課題は今後アメリカが韓国から手を引いたらどうするかということになって来る。
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