My logbook : 屋久島方丈記 
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  たわごと編: No.121  
  2012.09.03 院内業務電子化後の病院の印象  
 
  屋久島唯一の総合病院で院内業務電子化がなされたようである。昨年11月ころカルテ電子化立ち上げで混乱も予想されるのでそれを避けるためと言われ当時検査予約していた日程が調整された記憶がある。それからその病院にかかっていなかったから受診手続きや診察などがどんな感じになったか気になっていたのだが、7月に久しぶりに受診し手術で入院する機会があって、そのとき利用者から見た電子化がどういう感じのものなのか体験することができた。

診察券はクレジットカードのような磁気読み取り対応になった。診察の受付機にそれを挿入し受診科を指定すると受付票が出て来る。私はまだ受付機は使ったことがないのでその細かいことは分からない。また受付機を使用しないでも診察受付窓口で受付してもらえる。初診のときや予約表を持っているとき、多分その他の再診のとき、診察受付窓口に行くと窓口の人が受付票を発行してくれる。そのあと受付票を持って外来受付に行って出す。順番が来れば診察室から呼ばれる。

診察内容自体は従来と変わらないのだと思うが、医師がマイクに向かって訴えた症状や診察した結果などを音声入力してディスプレイにその変換結果が出るとそれを修正したりあるいは追加入力しているようである。音声入力しているときその声が聞こえるので以前のカルテに黙って記入しているときより診察内容が分かる感じがした。検査室での検査結果もオンラインですぐそのディスプレイに出るから時間的には効率化されている感がある。

私が受診した科では診察が終わり医師が次回受診はいつ頃と言うとそばにいる事務員が日程を確認しその場で予約表が印刷発行される。受付票と予約表をもらって会計に受付票を出す。暫く待つと呼ばれ料金を支払うと薬受付番号票と領収証をくれる。以前はそれから薬が出来るまでかなり待つこともあったが、オンライン化されて診察が終わると同時に薬局に指示が行くからか、すぐ薬がもらえるようになった感じである。受付・診察・会計・薬受領の流れは以前よりすっきりとし好印象である。

入院した場合のことだが、看護師が決まった時間に病室に体温や血圧など調べに来るとき、以前は記録紙に記入していた結果をカートに載っている無線LANのノートPCみたいな移動端末に入力していた。これでデータの共有化が出来、連絡・申し送りのミスは少なくなると思われる。多分データの時系列変化も見えるようになっているだろうから異常変化の把握もしやすくなっていると思われる。

その他私が見た範囲では、ナースステーションにいる人達は机に座って端末のディスプレイとにらめっこしている時間が多いとの印象だった。患者への気配り的ケアがおろそかになっていなければ良いのだが、いつ来るか分からない投薬その他の指示などを見落とさないようにしないといけないからかもしれない。

私の場合退院時薬が出ているということで病室で受け取ったが、帰宅途中の車に薬を渡してくれた看護師から電話がかかって来てもう一つ出ているという連絡があった。家に近づいていて戻るに距離があるのでやり取りの末郵送してくれることになった。リンクする関連情報がまとまってディスプレイされないシステムなのか、気働きがしにくシステム運用で眼前情報の0/1(有無)絶対になっているのかあるいは時間差のある指示の場合にこういうこともあるのかもしれないと気になったものである。
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