My logbook : 屋久島方丈記 
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  日誌編: No.98  
  2012.04.09  畑で越冬の養蜂箱  
 
 
何年くらい前からだったか毎年のように見かけるようになったのだが、冬になると空き地になっている畑に養蜂箱が搬入され置かれる。一回見かけたのだが、トラックで運んで来て下ろしているのを見かけたことがある。トラックには何処かの養蜂会社の名が見えた。多分越冬のために島外から比較的温かい屋久島に置きに来るのだと思われる。

(写真・上左: 今回の散乱していた巣と仕切り板らしきもの)
(写真・上右: 今回の搬出で残されたと思われる巣箱)
(写真・下左: 今回残されたと思われる巣箱に出入りするハチ)
(写真・下右: 前々回くらいに撮った搬入後の置かれた巣箱)


今年も気がついたら畑に養蜂箱が置いてあった。昨年暮れに置かれたと思われる。私の記憶ではその場所には少なくとも3年かそれ以上連続して置かれているようである。何年か前に写真を撮りその翌年も写真を撮ったが毎回同じような景色だから前回は写真を撮らなかった。トラックが来たときの写真は撮っていなかったので、トラックで積み下ろしをしているところなら撮ろうと思っているのだが、撮り逃して以降そういう場面には遭遇しない。

レンゲの花が牧草地などに一面に見られるようになったこの3月も終わり近く、散歩でその畑のそばを通ったら仕切り板みたいなものと巣が散乱していて箱の数がいくつか残っているだけだった。散乱している巣は、ネットによるとムシの孵化幼虫の侵入を受けやすい空き巣を除去する巣掻きという作業があるということだから、その作業をしたあとなのかも知れない。また巣箱がいくつか残されているのはネットによると、越冬を終えるころ分蜂が行われるらしく、それが未完のものが残されているのかも知れない。

以前は遠目で見て箱が搬出されたなということしか気づかないでいた。今年はたまたま近寄ってみたのだが、毎年のようにこういう状況はあったのかも知れない。もし今年だけだったとすれば、今年は雨が多かったり暑かったり寒かったりの変化があったような気がするから、いくつかの巣箱では越冬が順調にいかなかったのかも知れない。初めて目にした巣などの散乱状況を見てなぜかなと思っているのだが知識がないしネットでの情報も見つけきらないので、かも知れないというような当てずっぽうの想像をするばかりである。


補足: 越冬はハチを呼び込むためという話を聞いた
2012.09.13
先日ハチミツを採っているという人に聞いたはなしである。越冬させている目的は西洋ミツバチを巣箱に呼び込むためだということである。日本ミツバチはその地に居着いて生きていて移動には適さないので飼うというより巣箱を巣として提供して分け前としてハチミツをもらうという感覚らしいが、西洋ミツバチの場合は巣箱で移動させられるので飼うという感覚らしい。そしてハチを増やすために暖かい地に巣箱を移動しその地にいる西洋ミツバチを巣箱に呼び込んでいるのだということである。
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