My logbook : 屋久島方丈記 
Home > backnumber目次 > 記事  
  日誌編  ・ 偏見ご免のたわごと編  
  たわごと編: No.93  
  2012.03.05 所得という語についての私の感覚  
 
  私は毎年所得税の確定申告をしている。今年も確定申告をして既に還付の通知書も届いた。年金などで多めに源泉徴収された分を毎年還付してもらうわけである。確定申告は添付書類が揃ってから国税庁ホームページの作成コーナーで作成し印刷した申告書を税務署に送るのだがそんなに手間はかからない。

そして確定申告書を作成するのに疑問もないのだが、私は所得あるいは収入という語については以前からその定義ではなくその語の使われ方が自分の感覚と合わないしまた曖昧さもあると感じるときがある。税法上整合性がないというのではなく自分の生活感覚と合っていないからだと思われる。例えばTV番組でこれこれの所得層の人は今後の年金はこうなるとか税金が増えるとか減るとかいうはなしのときなどに違和感を感じるのである。

念のためネットで所得あるいは収入という語の定義を見てみると、通常の所得と言われているものは、収入とほぼ同義とある。そしてサラリーマンについて用いられる給与所得を例にとれば、それは税金も社会保険料も差し引く前の収入ということになるのだそうである。一方税法上は、課税される収入から必要経費を除いた税法上の利益に当たるものを所得と言うらしい。

私の知るところではその必要経費というのは、社会保険料を始めとする確定申告書の控除対象項目の控除額もあるが、個人年金の掛け金あるいは投信の元本などもそうである。そして課税される収入から差し引いた税法上の所得に所得税が課税されるわけである。そういう課税関係については理解しているが、私は感覚として個人年金については入ってきたお金をすぐ使うから必要経費分も含めて収入=所得という感覚で生計を営んでいる。また投信については解約したら元利で収入ということになるのだが、私は必要経費と言われる元本はもともと自分の蓄えの金だという感覚があって損益が所得=収入という感覚である。感覚的には通常の所得と税法上の所得が入り混じったかたちで生計の営みに繰り込んでいるお金について所得あるいは収入として捉えているのである。

そこでTV番組などで年金や税金にはなしが及ぶ議論を見たりするときに、自分の感覚での所得あるいは収入と番組などで言われている所得あるいは収入という語の意味するところが同じかどうか定かで無いと、所得いくらいくらの人は年金や税金がどうなるというはなしが曖昧な感じがして、言わんとしている意図は分かっていてもすっきりしないのである。

追加: 毎年郵送でしている確定申告_もう一つ気になること
2014.02.04
昨年の確定申告の時もそうだったか定かでないが、社会保険料が年金から天引きされるようになったことに関してである。介護保険料と国民健康保険料が天引きされる。額の決定通知は自治体から来るのだが、私の場合介護保険料は特別徴収ということで全額年金天引きである。これは問題ない。しかし国民健康保険料は自治体による普通徴収分と年金天引きの特別徴収分があるので戸惑うことになる。徴収時期が申告対象年の翌年にまたがる形になっているからである。そして天引き分の徴収額証明は年金の源泉徴収票に記載されているのだが、それは前年の通知額のうち申告対象年にまたがった分と申告年通知額の申告対象年内分(翌年にまたがった分は除いた額)とを合計した額である。

それに見合うように普通徴収分は自分で集計しないといけない。前年と申告対象年の二通の額通知書を保管していなければならないし、それにもはっきり徴収時期が記載されていない部分があって分かりにくい通知書なので、私は預金通帳で引き落とし額と照らしあわせて集計している。自治体で確定申告対象年の保険料納付額証明を年金の源泉徴収票みたいに自動的に送付してくれるようにならないものか、というより送付すべきではないかとモヤモヤした気分である。
..
 
 
back
「My logbook : 屋久島方丈記」は、「 My logbook : 屋久島生活の断片」の
日誌編 と 偏見ご免のたわごと編 の 継続版です。
My logbook : 屋久島生活の断片」の ご案内
日誌編 と 偏見ご免のたわごと編 (2010.05.31までの記事)
屋久島釣り場案内
妻関連の「SpinCom」と「SpinCom Gallery」