My logbook : 屋久島方丈記 
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  日誌編  ・ 偏見ご免のたわごと編  
  日誌編: No.90  
  2012.02.13  妻の作品がお目にとまる  
 
  12月に妻がともに仲間を組んでいる手編みをする友人のために企画された作品展に誘われ一応は三人の企画展という体裁で手紡ぎ手織りをするもう一人の仲間の友人と織り作品を出品した。手編みと手織りの作品展は同じ仲間で何回かやってきたがどうも一緒にやるには違和感があることが分かって久しいが手編みの友人に言い出すことができないでここまで来たようである。この作品展を企画したギャラリーのオーナーが手編みと手織りは別個にやったほうが良いと手編みの友人に感想を言ってくれたのでその友人も気づいてくれたようで、今後は織りは織りで作品展をやっていくことになりそうだということである。

2月の作品展の案内状
(ハガキにおける妻の写真枠は右の空色の作品のあるところ)

12月の作品展はいきさつから手編み中心の作品展であることは間違いないが、織りの二人がギャラリーのオーナーから織り作品は手編み作品の添え物だと正面切って言われたそうである。手編みの友人のために企画した展示会に織りが紛れ込んだかたちになったからとは思われるが、織りの二人はその言葉にかなり傷ついたようである。織りをする妻と友人の二人は何をどう作るかの計画はもとより原毛を購入し洗って染めて梳いて混色し手紡ぎし糸を作りその糸で織るというすべての工程を自分でしているのだが、その自負が踏みにじられた気がしたらしい。

私は以前から羊毛作品製作の仲間ではあっても、手編みと手紡ぎ・手織りではオール自前かどうかで作り上げ方の性格が異なるので、別個に作品展をして互いに研鑽のための情報交換をするくらいが良いのではと言っていたのだが、言えないでいたらしい。気にせず織りは織りでやりますと言えばそれですんだと私は思っているのだが、手編みの本人が手編みと手織りが一緒は無理があるとのギャラリーオーナーのはなしに合点したと言っているので妻たち織りの二人は言わないですんだようである。

妻には12月の作品展で嬉しいこともあった。その作品展に他所のギャラリーのオーナーが見に来ていて、妻の作品がその人のお目にとまった。そのギャラリーで2月に織りの三人展を企画していたのだが、その中の一人が病気で都合が悪くなって困っていたので妻に代役で出品するはなしが舞い込んだ。そこも手編みの友人が出入りしているギャラリーでその友人を通してはなしが来たようである。織りの二人特に妻は手紡ぎ手織りを楽しみつつ自主の作品展でひとに見てもらうだけで企画ばなしには縁遠かった。こういうかたちででも口がかかるのは珍しいことである。


(関連記事)
             妻たち織り仲間のリーダー的存在の方の個展のご案内:
          「岩崎朗子 ” 織 ” 展」(2012.02.20~25)
    SpinCom(羊毛手紡ぎ手織りグループ)の活動紹介:
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