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  日誌編 (with photo) ・ 偏見ご免のたわごと編  
  たわごと編: No.83  
  2011.12.26 妻は「性格ブス」ではない  
 
  1年くらい前のことだったと思うがネットで男性を対象に意見を集めた「何気ない会話のなかで『性格ブス』を垣間見た瞬間」という記事を見たことがあった。私はほとんど女性と親しく接し話す機会がないから、挙げられた事項に照らしあわせて妻の性格を見てみると、妻はかなりの性格美人であるということになる。のろけととられて結構だが私がどう見ているか各項ごとに以下に示したみたい。

まず「性格ブス【1】仲がいいはずの友達の悪口を言う」について。友達について妻が悪口を行ったことは聞いたことがない。親友というのはどんなことでも許せる仲と言われたりする通りで心配することはあっても悪く言うことはない。信頼し学ぼうという姿勢が支配的である。

次に「性格ブス【2】気がつけば愚痴ばかりこぼしている」について。妻は愚痴をほとんど言わない。自分の足りなさを嘆いたり悲しむことはある。自分で決めたことについては愚痴らない。自分で決めたことだからと両親と小舅二人も同居の私との結婚生活で一切愚痴を言ったことがない。

次に「性格ブス【3】どんな話題でも自分のほうに引き寄せようとする」について。妻はもともと自分から打って出る性格ではないが、好奇心は旺盛で感受性は豊かである。ときに感じたことを素直に口にだすこともある。相手によっては気に触ることもあるかも知れない。しかし子育て時代に苦労して親業の訓練を受けたりしてアクティブリスニングについてはよく実践している。良い聞き役に徹していると私は見ている。そういう態度が少しあなどられるもとになっていると本人も自覚しているが、それであなどるのはその人の性格でそれは自分に関係ないのだから気にならないと言っている。

次に「性格ブス【4】機嫌が悪くなると黙り込む」について。これについては私のこととしてみれば、私は性格ブオトコということになる。私は結婚して以来妻が機嫌を悪くしてコミニュケーションをしなくなったという経験はない。妻は一応自分の気持を伝えた後はしばし黙ることはある。私はその後悲しげな様子でいるのを見たり隠れてひっそり涙するのに気づいて反省する。妻はその後気持ちを切り替えてコミニュケーションをとることに務める。ただ内心では納得していないこともあると思われるが、どうしようもないことはどうしようもないとすっきり諦めるのが自分の性格だと言っている。

次に「性格ブス【5】相手によってあからさまに態度を変える」について。妻はこの点については全く問題ない。小さな子供に対してでも丁寧な言葉を使って相手を一人前に扱う。外出して乱暴な言葉使いの人が応対してくるときに丁寧な言葉で対応すると相手も態度が変わってくる。人を尊重する気持ちが現れているからだと私は思っているが、妻は自分は立派ではないし能力もないことが分かっているから人を区別することはしないのだと言っている。

次に「性格ブス【6】感謝の言葉を嫌味として受け取る」について。妻は社交辞令についてもそれを言ってくれる人に感謝している。そして社交辞令は社交辞令と見極めている。そこはかなりしっかり見ている。だからこそ本当の感謝や褒める言葉を貰うと本心から喜んでいる。妻はちょっとしたことにもありがとうという言葉をよく言う。外出先での応対で妻がそれを言うことで相手の態度も和らぐのを私はよく見ている。感謝の言葉の効用をよく理解していると思うので私も見習うように務めている。

次に「性格ブス【7】自分に落ち度があっても人のせいにする」について。妻は家の中で何かあると私のせいだと言うことはある。それは私に気を許しているからである。しかし妻は自分に厳しく人には優しい性格である。人に落ち度があると分かっていても出方は優しい。それであなどられることもあるがここまでに述べたようにそれも分かってそうしている。

次に「性格ブス【8】人を見下した言動を取る」について。これについては【5】~【7】に述べたように妻にはそういうことはない。人を見下す人は持ち物の高い安いで人を値踏みしたり、相手を刺激しないように下手に出たり優しい物言いで接するようにしていてもそうするこっちを弱いと見て高飛車に出たり横柄になったりいわゆる恫喝的な態度をとる。妻はそういう何かにつけて自分が上か下かというような位置づけを気にして動くような性格では全くない。

以上、私自身のことは棚上げにして、性格ブスを感じさせる項目に対し妻がどうなのかを常日頃感じていることから説明してみたものである。贔屓目に見ていると言われれば反論する具体的理由を挙げるのは難しいのだが、私は上記のような妻の性格もあってこの12月安心の42回目の結婚記念日を迎えることが出来たものと思っている。
 
 
 
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