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オール電化にした東電エリアの知り合いの家では今回の震災後の計画停電で困ったらしい。そんな仕様だとは考えられないのだが、言うところでは自動式便器が停電したら水は流れないしバケツで汲んだ水で流すこともできないので困ったそうである。また3月で寒かったのだが暖房もとまって毛布にくるまってじっとして過ごしたり、カセットガスコンロも買ってなかったから湯沸しも出来ず不自由な思いをしたそうである。報道によればそういう事態にか3月30日家電エコポイント制度終了に合わせて東電などがオール電化製品の販売中止を発表したそうである。
屋久島でもオール電化にした家があるが、停電も多いのでカセットガスコンロを買うだけでなくプロパンガスを追加する家もあるようである。ガステーブルがあるとかなり助かる。ガス給湯器は電気がないと使えない。当地では灯油ボイラーもかなり普及しているがこれも電気がないと使えない。つまりは停電になれば風呂には入れない。でもガステーブルがあればそれなりに調理はできるので食べものには困らない。当地に来て台風で数日停電したことがあったがわが家はプロパンガスが設置してあったので食べものの調理には困らなかった。
私は屋久島に家を建てる時、給湯は夜間電力を利用した給湯設備にしようと思って大工さんにそう告げたのだがここでは電気料金が高いし夜間でも安くならないからやめとけというはなしで、灯油ボイラーにすることになった。ところが建築中に電気配線など希望通りになっているか確認を入れたところなっていなかったので手直しなどの指示をしたのだがその後しばらくしてから給湯をガスにしたいと電話してきた。エネルギー源が電気とガスと灯油の三つよりは気を使わなくてよいかなと了承した。
多分大工さんは手直しによる工費増に対応するためガス給湯器への変更を求めてきたのだと思われる。灯油ボイラーはガス給湯器の何倍かの費用がかかる。あとで価格を比較してうまいことやられたなとは思ったが、ガスは係員がボンベ残量を巡回確認し減っていれば交換してくれるので使い勝手としては都市ガスと変わらない。多分灯油の場合は自分で補充の注文をGSにしなければいけないのではないかと思われる。一年に数回短期滞在の別荘で灯油ボイラーが付いているところもあるが灯油の劣化とそれにともなう部品の劣化が気になる。そう言って自分ではガス代はかかるがガスにしてよかったと思う理由にしている。
わが家の給湯は電気制御のプロパンガス給湯器である。コンロはプロパンのガステーブルである。家の外のプロパンボンベ4本でまかなっている。他にカセットガスコンロとカセットガスホットプレートがある。カセットコンロは通常鍋物に使うがプロパンが使えなくなった時の予備になる。ホットプレートは電気の線もなく使いやすく停電でも使える。電子レンジが使えない停電では私のレパートリーは少ないところさらに少なくなるからそれらを大体妻が使いこなすわけである。
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