My logbook : 屋久島方丈記 
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  日誌編 (with photo) ・ 偏見ご免のたわごと編  
  日誌編: No.64  
  2011.08.15  ひょっこりひょうたん島  
 
  宮之浦方面に行くとき空港を過ぎてしばらくすると目の前に宮之浦が見えてくる。今はパークエリアができている付近である。屋久島から北の方向に島が見える。晴れているとても綺麗に見える。そしてまた印象的なのはその島影が自分のイメージするひょっこりひょうたん島のように見えることである。屋久島に移住してすぐのころ、あれ、ひょっこりひょうたん島みたいだと車の中で妻にさけんだことがある。多分私だけでなくそういう印象を持つ人は多いのではないかと思われる。パークエリアが付近にできているのもそういうことかもしれない。
(地図: 地図中のA、B、Cは写真中のA、B、Cに対応、地図下側の大きな島が屋久島、右側の大きな島が種子島、種子島の上端部左に今米軍艦載機離発着訓練場候補地でもめている馬毛島)
(写真右下: NHKのテレビ人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルと言われている岩手県大槌町の蓬莱島)


写真はパークエリアから撮ったものである。A地点は宮之浦(地図では丸印あたり)、Bの島は硫黄島、Cの島は竹島である。Bの硫黄島がひょうたん形に見える。ひょっこりひょうたん島はNHKのテレビ人形劇「ひょっこりひょうたん島」で知れ渡っている有名な架空の島である。そのモデルになった島がこの3月11日の震災・大津波で被害を受けた岩手県大槌町の蓬莱島だそうである。今は亡き作家井上やすし(テレビ人形劇「ひょっこりひょうたん島」の放送作家)のふるさとの近くだという。そこでモデルとどのくらい似ているものかと思ってネットで探してみたらその写真があった。ひょうたんの向きが異なるが、蓬莱島と硫黄島は同じような形である。私の感じでは硫黄島の方がよりひょうたんに見える。

蓬莱島は山並みに囲まれた大槌湾の沖合450mにひょっこり浮かんでいる感じからひょっこりひょうたん島のモデルになったと言われている。周囲200m内外で防波堤で陸続きになっているので歩いて行けたのだが、震災で防波堤が破壊して今は歩いていけないようである。テレビ人形劇では、地続きのひょうたん島に先生が子供たちを連れて遠足に行ったところ、ひょうたん火山の噴火活動で島が海に流れ出してしまう。その島に他にいろいろな人が来たり流れ着いて一国を形成する。その島がおかしな所に流れ着いたりでいろんな事件が起こったり冒険をする。

地続きのひょうたん島が波をチャプチャプかきわけて大海をあてどもなく走るひょうたん島になったのは火山によってである。モデルと言われる蓬莱島は地続きの島である。硫黄島は火山島である。ひょっこりひょうたん島はその両方の条件を満たす。もしかしたら硫黄島はひょっこりひょうたん島のもう一つのモデルかも知れない。そんなことを思って楽しんだりしているが、そういう情報を私が知らないだけで既にあるのかも知れない。ところでテレビ人形劇は子供たちと見たことがあるが、私が好きなキャラクターはトラヒゲである。
  
 
 
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