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私たち夫婦は子供時代からあまり音楽になじまないで過ごしてきたから歌をうまく歌えないし歌うことが恥ずかしい感覚の持ち主である。楽器もできない不器用の音痴である。そこで子どもには音楽に抵抗なく接してほしいなという気持ちがあった。巧さはそれなりでよいが教養として身につけばと思って上の娘が人のやるのを見てバイオリンを習いたいと言ったので習わせた。下の息子も姉を見てそれに続いた。二人とも幼稚園の頃から高校卒業くらいまで続いた。姉の方はその後音大に進んで卒業してすぐ結婚してしまった。
(写真・上: 全国大会15~18歳女子の部で5位)
(写真・下: 地区大会で優勝した時のもの)
その娘の子・孫娘のはなしである。いま高校1年生である。かなりがっしりした身体になってきている。小さい頃は音大出の母親がむかしバイオリンを習っていたとの言うのを聞いて習いたがったが果たせず、ピアノは習ったが合わず続かなかったようである。どうも身体を動かす方が好きなようで水泳やテニスはそれなりに続けていたようだが、小学校高学年になってゴルフを始めて以来プロゴルファーになりたいと言うほど熱中しているようである。
昨年あたりからジュニアゴルフ地区大会で上位の成績をあげられるようになって何回か優勝しているようである。それで全国大会の出場権を得て最近行われた全国大会では5位になったそうである。地区大会では優勝は盾と賞状、2位と3位は賞状だけでそれ以下は何もなしだが、全国大会では5位でも盾と賞状をもらえたと喜んでいるらしい。私はプロになるならないは別にして熱中するものを持って青春を過ごすことができて羨ましいと思っている。練習は我慢と努力の継続である。それが楽しいというのだからなにかが身につくと思われる。私はスポーツにしろ芸術にしろ熱中するものを持たなかった。それが自分の性格で何かが欠けている原因になっているかも知れない。
娘の言うには孫娘は礼儀ということについてよく語っているようである。それを聞いて史記にあるという言葉、「礼は未然の前に禁じ、法は已然の後に施す。法の用を為す所の者は見易くして、礼の禁を為す所の者は知り難し。(礼はことが起こる前に自己もしくは周辺社会がそれを禁ずるためのものであり、法律はことがすでに起こってしまってから適用されるものである。法を用いるべき者はわかりやすいが、礼が禁ずる者はなかなか知りがたい。)」をどこかの本で見たことを思い出した。孫娘が無意識にしろ礼という概念に思いを致しているならば喜ばしいことである。昨今は法を犯さなければ罰せられることはないという嫌な感覚に溢れているからそう思うのである。
2011.10.04
TV番組に出してもらった
プロがアマチュアを指導するという番組からはなしがあったということである。以前その番組に出た男子の友人が推薦してくれたらしい。もう一人ということでアマチュアの友達を誘って出たとのことである。
(黄色が孫娘、右からプロ、もう一人のアマチュア、左が女性タレントの番組アシスタント)
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屋久島方丈記・日誌編:
No.522 友人の長男そして私たちの孫娘_テレビで見る (2019.06.03)
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