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8月の半ばに家の基礎のコンクリ上にタマムシらしき虫を見つけたので写真を撮った。体長は25mmだった。なんという名のタマムシかとネットに出ているタマムシの写真と比べてみると、アヤムネスジタマムシのようである。
(写真: 左の写真では背側は緑色だけに見えるが、実際には斜めから見た場合は紫がかった色も見える。翅の縁のギザギザでも種類を見分けられるらしいが比較対象がないのでよく分からない)
タマムシは目のある頭部と胸部と翅の付いている胴部からなっているということなら、その胸部上面の中心に前後にスジがある。また上翅の外側に黄緑色のラインが入っているからアヤムネスジタマムシかアオムネスジタマムシだろうと当たりをつけてネットの写真を見てみると、アオムネスジタマムシは目の付いている頭の部分が褐色である。また上から見ると上翅が半ばから先端にかけて比較的直線的な二等辺に見える。また黄緑色が粉を吹いているように見える。そこでそうではないからアヤムネスジタマムシと思ったわけである。
アヤムネスジタマムシ(漢字では綾胸筋玉虫・あとの三文字をキンタマムシと読んで面白がれる)は甲虫目タマムシ科の昆虫で体長20ミリ内外。紀伊半島以南、南西諸島、台湾に分布。林に生息し寄主はイタジイ、マテバシイなどカシ類の枯木。成虫の出現は4月から8月ということである。一方アオムネスジタマムシは海岸近くの防風林に多いとのことである。奄美諸島以南に分布と言われているようなので、屋久島にはいなそうだと思いつつも、わが家は海岸近くなのでもしかしたらアオムネスジタマムシかもしれないという気もして自信がない。アヤムネとアオムネの違いがよく分かれば気分がすっきりすると思われる。
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