屋久島生活の断片・日誌編
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 No.286  浄化槽点検のこと  [H22(2010).02.01]

昨年10月末に鹿児島県環境検査センターというところから浄化槽の定期点検実施のお知らせというのが来た。我が家の浄化槽は最近は三ヶ月に一回くらいになったが引っ越してきてからかなりの年月毎月清掃業者による点検を受けてきた。それなのになんでまた別の機関から似たような検査を受けなければならないのか。民間と重複したような検査をする天下り機関をつくって金を巻き上る仕組みが動いているのではないかという疑問を持った。しかし法律で義務化されているということなので受けざるを得ないようである。

点検の様子 検査センターの係員と車

お知らせによれば、浄化槽法11条に基づく法廷検査の定期検査を浄化槽管理者(多分浄化槽を設置している家の所有者)は年一回受検しなければならないことになっている。検査は県の指定機関が実施する。そして今までは浄化槽の数が多く対処できなかったので官公署と規模の大きな浄化槽についてのみ実施してきたが、平成17年度からは浄化槽法が改正されこれまで以上の管理を求められるようになったので10槽以下の規模の小さい浄化槽も実施することになった。しかし実施体制が整わないので当面4年に一回実施している。ということで今回我が家の5人槽の順番が回ってきたということのようである。実施日時は後日通知され検査手数料は6000円とある。

今年一月になって通知はがきが来た。日時が指定してあり、検査内容として外観検査・水質検査・書類検査となっている。清掃業者のする検査と異なるところは水質検査のうちの現場で出来ない項目と清掃業者の点検記録の確認である。

検査当日、種子島の西之表保健所駐在の検査センター係員が来て、外観(作動状況)の検査をし、水質検査については水持ち帰った(結果は後日報告がある)。書類検査(清掃会社の浄化槽点検記録)は保管してある書類を確認した。一応問題はないということで玄関に検査実施済みステッカー貼り付けて終了した。はなしによれば水質については油や洗剤の影響を検査するらしい。

私は屋久島に引っ越してきてから数年あるホテルで裏方仕事をしていたが、自家水道の水質検査をしてもらうのに毎月保健所に水を持って行っていた。検査の費用が多分3000円だったか6000円だったかのような気がする。そして後日結果が郵送されてくるのだが、今回の検査も清掃業者と異なるのは水質検査の項目だけだから、費用の大半は水質検査費用かもしれない。

検査センターの浄化槽の法定検査は設置時の検査と今回のような定期検査のようである。設置時の検査は設置業者の仕事の出来を検査するということだと思うが、定期検査もすべて民間に任せ県(検査センター)は清掃業者の仕事をチェックすればよいのではないかという気がする。清掃業者に頼んでいない家については強制検査としてお金を取って検査するのはありかもしれない。私の見るところ清掃業者はしっかり仕事をしてくれているのでお金を取って同じようなことをなぜという思いは消えない。


 
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