屋久島生活の断片・日誌編
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No.280  シミのこと  H21.11.02)

シミ、正確には脂漏性角化症と言うらしい。二ヶ月ほど前に脚のすねの横に径2cmくらいのシミのようなものが出来ていたのを病院で見てもらったらやはりシミだった。若いころからそこに出来た小さなものが何十年という年月が経つにつれ徐々に大きく広がって今のようになった。 

 私はシミだろうから問題ないと思って長年過ごしてきたのだが、今回病院に行くことになったのは、妻に言われたからである。妻の知り合いの人が医者にかかって、何気なく見えた脚のシミ状のものに気がついたかかりつけの医者にがんかもしれないから病院で調べてもらったらと言われ、病院に行ったら果たしてがんだったということで手術したそうである。妻はそれが頭にあって私に受診を勧めたわけである。

 妻は私より以前からシミで病院に通っている。今年になってこめかみに大きなホクロみたいなものが盛り上がってきたので気になって病院に行ったのだが、見てもらったらそれはシミだった。液体窒素を塗って1〜2週間で盛り上がっていたシミがはがれたようである。その他の盛り上がっていないシミも見てもらって、そちらは気長に軟膏を塗っているのだが何ヶ月という間にだんだん薄くなってきている。いまの私もそれをやっている。

 妻が病院の医師から聞いた話では、屋久島では日光が強いので結構皮膚がんになる人が多いとのことである。それも妻が私に受診を勧めた理由のひとつらしい。よくTVで見たむかしの福田赳夫元首相その他やいまでもゴルフのやりすぎか顔に大きなシミのある財界人などがいるが皮膚がんというはなしも聞こえてこないので私はたかをくくっていたのだが、気になって脚のついでに顔の少し盛り上がったシミ状のものも見てもらったらシミということで安心した。

 屋久島に移住してから何年間かは三日に一度くらい釣りに行って隠れるところのない磯で強い日光に当たって顔や首筋がひりひりすることが多かった。ズボンに隠れる脚のシミは別として顔のシミ発生はそれ以来である。私はいまは庭仕事で庭に出る日と毎日の散歩で日に当たる以外はほとんど家の中にいるから今後は日光でシミの可能性は低いと思われる。


 
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