屋久島生活の断片・日誌編
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No.274  低空飛行報道のこと  H21.08.03)

7月28日の夕方、南日本新聞のネットニュースで屋久島空港の滑走路上空を米軍機とみられる機体が低空飛行していたとの報道を見た。今年3月18日と6月22日、空港運用時間外の午後8時ごろプロペラエンジンの固定翼機が滑走路の真上を滑走路と並行に飛んでいったということである。基地監視団体「リムピース」は滑走路の真上を飛行する点に着目して、その飛行の目的を「着陸後にすぐに離陸するタッチ・アンド・ゴーを想定した乗員の目視訓練ではないか」と分析しているらしい。

そのニュースを見るより前の同日7月28日午後のこと、我が家の南海上を東から西の方へ旋回したりしながら比較的低空飛行しているジェット機を見た。少し遠いからかゆっくりだからなのかカメラを取り出して撮影できる余裕があったので機影を撮影した。夕刻ニュースを見てから気になってその画像を確認したところ双発リアジェットのようである。水平尾翼が垂直尾翼の途中についていてT字翼ではなく十字翼に見える。垂直尾翼の前縁下端部が胴体の方に伸びて胴体と段になっているように見える。

ネットでその特徴の航空機を調べてみたらHS125(自衛隊ならU−125A、米軍ならC−29A)のようである。そこで私は自衛隊か米軍ならニュースが出たのであるいはそれに関連して、視察飛行していたのではないかという気がしたのである。あるいはまた民間機ならばどこか新聞社の取材飛行かもしれないと思ったのである。

私は過去に何回かジェット機が我が家近辺の上空を低空飛行しているのを見ている。そして7月3日それを調査している団体の人と軍事リポーターという人が聞き取り調査に来た。我が家の近辺を低空飛行していたのは戦闘攻撃機のホーネットらしい。調査団体では鹿児島から沖縄にかけての米軍の低空飛行訓練ルートがあるらしいとその検証データを集めているようだった。

彼らは屋久島に来る前の1日と2日は薩摩地方でKC130空中給油機やMC130特殊作戦機とみられる飛行機の低空飛行について南日本新聞社の記者と調査して回ったそうである。今回のニュースは彼らの屋久島を含めた一連の調査結果がまとまったので、それを受けて新聞社では従来報道されていなかった屋久島を表に出しての記事にしたのではないかと思われる。


 
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