屋久島生活の断片・日誌編
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No.268  水栓交換のこと  H21.05.18)

移住してきて15年の今年になって台所のシングルレバー混合水栓の動きが渋くなってきた。レバーを下げると水が出るタイプで神戸大地震以前の製品である。また風呂場と洗面所および洗濯室の捻る丸型コックが二つついた混合水栓では、大分前から夫婦ともに捻る力が弱くなってきたのか締めたつもりが、水が出たままになっていることが何回も発生している。そこで定額給付金を貰ったのを機に水栓関係を改善することにした。

洗面台の新水栓 洗面台の旧水栓
風呂場の新水栓 洗濯室流し水栓の新コック

台所と風呂場はシングルレバー混合水栓に交換したのだが、もともと台所はシングルレバー混合水栓だったから今度はレバーを下げると水が止まるようになったのを除けば使い心地は変わらない。風呂場は、以前は出るお湯の温度を温水コックと冷水コックで水量との兼ね合いを見ながら調節しなければならず面倒だったので、浴槽に湯を張ったら台所にしかない給湯器コントロール部でシャワー用に温度設定してから入浴していたのだが、シングルレバー混合水栓でそういう面倒はなくなった。

洗濯室と洗面所の水栓もシングルレバーにしようと思ったが、洗濯室の流しだけはそれでは高級すぎる感じがしたのでコックのみ捻り易いものに交換した。この新コックは水栓本体の磨耗・劣化などで突起位置のずれが目に付き易いので私の美的感覚からは気に食わないのだが、丸型コックでは突起もなくでこぼこも小さいから手が濡れていたりすると滑るし、力が弱くなってきている指先では十分に締め付けにくいから、致し方ない。

洗面所の水栓は特に妻からシングルレバー混合水栓の要望が強かったものである。洗面・歯磨き・うがい・トイレを出たときの手洗い・屋内外の作業後の手洗い・外出後の手洗いやうがいなどで使用頻度が高いからコマを締め付ける内部ねじが磨耗して締めても空回りするようになって内部部品を交換したこともある。コックが丸型で締めにくいことに加え耐久性も同じように使用頻度の高かった台所シングルレバー混合水栓より低いようだから、捻らない型・シングルレバー混合水栓に替えることにしたのである。

台所や風呂場の水栓交換は簡単だったが、洗面台の水栓交換はちょっと手間がかかった。洗面タブの下側から作業しなければならずタブが出っ張っているから普通のレンチやウォータポンププライヤーのような工具では作業がしにくいことは承知だったが、なんとかいけるのではないかと水栓を注文した。その後でどうやればよいかなと洗面台の下に潜って見てみたら、外すのは何とか出来ても取り付けを完全にするのはどうも無理な気がしてきた。そこでその水栓専用工具も購入して洗面台の水栓を取り付けた。それで我が家の水栓交換はすべて完了したのだが、定額給付金の1.5倍くらいの出費をして国の政策に協力したことになる。


 
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