屋久島生活の断片・日誌編
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No.267  折れたツツジのこと  H21.05.09)

運転が上手いというのは、危険予知をして自分も周囲の人や車に不安感や危害を与えず安全に運転することである。無理をしてぎりぎりセーフでやり過ごすような運転は上手い運転ではない。私はそう思っている。そして最近・多分4月上旬ころ、ぎりぎりセーフではなくその車としてはぎりぎり我慢できるくらいのダメージを負ったと思われる下手な運転で、我が家で大げさに言えば物損だが大仰に騒ぐことははばかられるくらいの当て逃げ被害を受けた。

被害箇所は我が家の道路側石垣部のツツジの生垣である。今回で何度目かなのだが、今まではツツジの細い枝がちょっと折れるくらいだったが、今回はごっそり太い枝まで折られてしまった。私が10cmくらいの枝を挿し木し15年くらいかけて今の状態まで育ててきたものである。だから発見したときは少々怒りを感じてしまった。

どこの車がやったかの見当は付いている。向かいの家に来るあるところの車である。大概の運転手はバックして向かいの敷地へ入り人を乗せたら前進して右折で出て行く か、頭から入ってももと来た余裕のある方向へバックし切り替えして出て行くのだが、ある運転手は頭から入り、人を乗せたら後部を右側に曲げながらバックして出てきて道路上で斜めになり今度は左側に曲がりながら前進して行くのである。

その敷地から後部を右側に曲げながらバックして出るとき左後部は死角になる。そして今回そのワンボックス車の左後タイヤがツツジに当たりその後側の車体の一部がツツジだけでなくその奥の石垣にも当たったようである。枝は折れ地面からちょっとしかない高さにある幹も皮が剥げていて、石垣の50cmくらいの高さの部分には白いペンキがこびりついていた。普通なら当たりそうかどうかを考えて余裕をもって切り返し動作をすると思うのだが、運転手はそれを面倒くさがってか粋がってかバックを一回だけでやり過ごそうとしてバックしすぎたようである。

ツツジは木だから弾力がある。小さな枝くらいのときは車では感じなかったかもしれない。しかし今回はツツジのかなり太い幹まで損傷しているし、石垣に車体の一部が当たっているから衝撃がある程度あって運転手は気がついたと思われる。それで反省してその後は慎重に運転する気になってくれていれば助かる。 もう車とその左後部の変形・ペイント剥がれは確認済みながら静かにしていたら、我が家のツツジの折れたのに気がついた向かいの奥さんが他の運転手にそれを伝えていたようである。


 
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