オオミズアオはチョウ目・ヤママユガ科に分類される青白色の大きな蛾の一種で、北海道から九州にかけて分布していて、蛹で越冬し年2回4〜8月の間(初夏と夏)に発生するということである。成虫の特徴としては、前翅の長さは10cmぐらいある三角形で前縁は褐色、後翅は後方に伸びた尾状、前翅と後翅の中央に丸い斑紋が各1個、触角は櫛歯状ということである。成虫は口が退化していて物を食べたり飲んだりすることはないということなので蝉に似て交尾し卵を産んだらすぐ死んでしまうのかもしれない。
オオミズアオは夜、明かりに向かってパタパタと飛んで来たりするらしいが、私はこのオオミズアオが飛ぶところを見ていない。ヨーロッパでは水色の羽を広げて月明かりの下を飛ぶ姿が優美なことから「月の女神」と呼ばれているとのことなので一度飛んでいる姿を見てみたいものである。